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☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。

「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」


柴崎 友香 / 河出書房新社(2006/03/04)
Amazonランキング:95330位
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 ちょっと身勝手な男の子の横恋慕。いつでもどこでも寝てしまうマイペースな女の子。関西弁でリアルなワカモノの恋愛の一風景を描いた短編2編。


「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」は、東京へ旅行へ行こうとするカップルの車に、友人男二人が便乗してしまう話です。
 小林は、ルリちゃんと話をしたいがために、無理やり友人の「コロ助」を引き連れて、恵太とルリちゃんの車に乗り込んだ。進路変更、アレが食べたいだの、コロ助に迷惑をかけるだの、最初から我侭ばかりでドライブを邪魔する小林にイライラすることこの上なし。誰の目に見ても分かるくらい、ルリちゃんの機嫌をとろうとするが、ルリちゃんは、そんな小林には興味を示さず、恵太にめろめろという感じである。挙句に自分勝手な小林に「そんな人嫌い」と一撃。
 大阪から東京までのドライブという短い時間で、彼らの恋愛や、小林くんの将来への迷いなどが詰まっているという青春な一遍です。

 「エブリバデイ・ラブズ・サンシャイン」は、失恋を気に寝てすごすようになった女子大生の話です。
 工藤さんは、花田君という男の子に失恋してしまった現実から目をそらすように、寝てすごすようになった。久しぶりに大学に出てきた彼女だが、気がつくとすぐに眠りに落ちてしまう。寝ないと今年の抱負を掲げたにもかかわらず、寝る。これもまた、こちらがイライラするように何処でも、どんなときでも寝てしまうのです。そんな超マイペースな彼女も新しい恋を見つけます…。

「きょうのできごと」


柴崎友香 / 河出書房新社(2004/03/05)
Amazonランキング:39,512位
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 何気ない若者達のひとときが、クリアに切り取られている作品です。
1作品ずつ、中心となる人物は違いますが、全てどこかでつながっています。自由奔放な女の子「けいと」。けいとの友達「真紀」と、彼氏でけいとの幼馴染の「中沢」。中沢の大学の「正道」や後輩「かまち」。彼らが正道の家に引っ越し祝いで集まったその日や、その周辺で起こったことが綴られています。

 普段、頭の中で移ろっている認知や思考と同じように、主人公その人が頭の中で考えたり、見たり、行動したり、感じたりしたことが、そのまま切り抜かれて、書かれているかんじでした。
 また、主人公達はみんな関西弁だというところもおもしろいところです。柴崎さんは関西の人なので、関西弁や、関西のディティールが詳しいです。
 最後まで読んで、「で、結局何?」といわれてしまえば、それまでなのですが、私はおもしろいと感じました。

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最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
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