☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2007.12
03
(Mon)

「人生を救え!」 

 パンクな人生を突き進む町田康さんによる痛快な人生相談と、作家いしいしんじさんとの下町対話集

町田 康, いしい しんじ / 角川書店(2006/03)
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 町田康さんは、「パンク侍斬られて候」の書評を見て読みたいと思った。それで、読んでみたけれど、とてもぶっ飛んでいてついていくのが精一杯というようなパワーのある本だった。それ以来、読むのに力がいるような気がして、本の前を通ってもしばし考えて、今日はやめておこうと手に取らずにいる。
 この本を借りたのは、いしいしんじさんとの本であることで目に留まったからだ。いしいしんじというと、ほっこりしたイラストに暖かい童話を書く作家で、そんな人と、パンク作家の接点とは一体・・・!と気になってしまったのだ。

 この本の前半は、毎日新聞の連載で、「どうにかなる人生」という人生相談の、町田康の回答が載っている。恋愛や家族、仕事、性格、生き方など様々な、なぜわざわざ町田康に・・・、という質問が寄せられている。町田康さんは自分体験や見知ったことを語り、意外に真面目にいいことが書いてあったり、逆になんの解決にもなっていなかったり、ときにはぶっとんだ回答を寄せていてとてもおもしろい。かたっくるしい言い回しでだーーーーっと畳み掛けるような文体もおもしろい。

 後半が、町田康といしいしんじの対談「苦悩の珍道中」である。
いしいしんじさんがどういう人か知らなかったので、なぜこの2人なのかと思ってしまったが、読んでいてすぐにこの2人の空気が合っているなと思った。写真が掲載されていて、サングラスの怪しい風体の町田さんと、どこにでもいそうなおじさんのいしいさんが立っていた。二人とも下町の雰囲気をたくさん持った人だった。二人とも大阪の下町で育っていたらしい。
 浅草や丸の内、お台場と、東京の街をとぼとぼ歩きながらの対談は、とても味があっておもしろい。
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2005.12
13
(Tue)

「パンク侍、斬られて候」 


町田 康 / マガジンハウス(2004/03/18)
Amazonランキング:18,772位
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 町田康の作品をはじめて読んだ。
 「パンク侍~」が発売されたとき、新聞の書評を読んでおもしろそうだと目をつけていた。表紙も本人のさすらう写真でなんとなくカッコいい。読みたい、けどお金がないということで、冒頭だけ立ち読みした記憶があります。すごくインパクトがありました。
 だって、侍が現代言葉でしゃべっているんですもの。
現代口調ならまだしも、シューアイスとかウィルスとかビジネスとか思いっきり現代の名詞が使われていて、その型破りな文体がとてもおもしろそう!と。
 でもなんだかんだ、ハードカバーは買えないので読まず。ようやく図書館で見つけて読むことができました。

 舞台は江戸時代の弱小の藩。牢人・掛十之進は、冒頭から奇怪な宗教団体「腹振り党」の信者を斬り捨てる。世の中には腹振り党なる、新興宗教がはびこっており、その団体のせいで世の中が悪い方向に進んでいるのだ。彼は弁舌と剣の実力を発揮して腹振り党征伐のエキスパートとして活躍することになる・・・・のかなぁ?みたいな話です。
 
 文章が時代劇であるという枠を完璧に超えてしまっていて、なんでもあり。でもそれがおもしろい。パワーがあるというか、パンクがどんなのかわからないけれど、そういう感じなのかもしれない。
 一人の人間が、延々と(たまに話の筋に関係ないような)愚かな人間関係やビジネス(!!)の構造みたいなことを考え続けるところがたくさん出てくるけれど、そういうものも、的を得ていておもしろい。よくこんなにイロイロ考え付いて書けるものだと思う。

 腹振り党の設定も突飛ですごい。「党」とか「団体」とか江戸時代にあったのかな。腹を振るという馬鹿馬鹿しい行為を続けることで、世の中を飲み込んでいる「条虫」が馬鹿馬鹿しさに苦しみだし、この穢れた世の中(つまり虫の腹の中)から、排泄物として外(つまり天国みたいなところ)に脱出できるという宗教だ。死してまで踊り続けることで、仕事をしなくなるため、街は廃れていくという恐ろしい宗教なのである。突拍子もないけれど、何かに熱狂してしまう現代の若者つうじるものを感じてしまった。新興宗教がどうとかというよりも。

 たくさんの人が出てきますが、とにかく「バカな人間」がたくさん出てくる小説だと思う。こんな馬鹿にあんな馬鹿。馬鹿な人間と馬鹿な行為のオンパレード。最初に出てくる掛も、すごい切れ者かと思ったけれど、やっぱり馬鹿な人間だった。「侍」が馬鹿だとかいうのではなく、現在の人間の馬鹿さ加減にそっくり当てはめることができるところがすごい。
 
 最期のほうは、なにがなんだかわけわからないくらい、ほんとうにめちゃくちゃになって(気持ち悪いわ、汚いわ)しまうけれど、一番最後の終わり方が、スッパリとしていたので、スッパリと読み終わることができた。

 「告白」が出て、たびたび新聞で町田康作品の書評みたいなものを見つける。彼が想定しているテーマは奥深くて難しそうだった。この作品もそういうテーマがあるに違いないけれど、私にはそこまで理解できません難しいよ!
 でも、また今まで読んだことのないタイプの本が読めました。おもしろかったです

 決しておしとやかで、綺麗できちんとしたお話ではないので注意です。元気があるときに読むと、楽しく読めるのではないかと思います。
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4040です*
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