☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2004.12
17
(Fri)

「負け犬の遠吠え」 


酒井 順子 / 講談社(2003/10)
Amazonランキング:14,752位
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今更ながら「負け犬の遠吠え」を読んだ。ゼミでオス負け犬について発表した割りに実は読んでいなかった。
エッセイだからカナリさくさく読めた。書き方も面白い。負け犬がひしひしと感じている本音やら、実態やらがとても面白く読める。「負け犬にならないための10か条」も笑える。
「負け犬」の方や、女性問題に目くじら立ててる人には不満な内容かもしれない。でも、日本の社会が抱える女性の問題をずばりと書いている本だと思う。「負け犬」の原因・生態を見ることで、日本にはびこる結婚観や社会の風潮など多方面から考えることができる。負け犬を成り立たせている仕事や都会や住居。家族の問題。少子化の問題。などなど。
日本の結婚ってこんな構造かぁと納得させられる。男性は「低方婚」、女性は「上昇婚」。だから、オタクの男と高学歴高キャリアの女があまるのだと。
中でも考えたいところは「結婚して子どもを生むこと=女性の幸せ」という図式についてだとおもう。私はまだ全然結婚とか考えられないからかそうは思わないけど、長期的に見てったらそう思う日が来るのかもしれない。平等で階級のない社会みたいにゆってるけど、負け犬と勝ち犬のなかでかなり複雑な階級構造がありそうだと思う今日この頃。勝ち犬でも、貧しく苦労している主婦や、女を捨てたようなおばさんもいれば、「セレブ」もいる。みんな自分より下がいないか差別化をどこかではかろうとしているのかもしれない。

これ読んでて「私負け犬なりそう!?」と思った。自分の時間がほしいとか、仕事はずっと続けたいとかゆってる時点で・・ねぇ。危ない危ない。負け犬になるまであと9年。されど・・。
でもこの話しは、お正月は軽々しく口にできませんよ。周りを見ないと・・わぁぁ

☆BOOK 酒井順子 「負け犬の遠吠え」 講談社
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2004.12
10
(Fri)

「MISSING」 

本多 孝好 / 双葉社(2001/11)
Amazonランキング:23,718位
Amazonおすすめ度:



「このミステリーがすごい!2000年版」第10位!第16回小説推理新人賞受賞作「眠りの海」を含む処女短編集です。

眠りの海
祈灯
蝉の証
瑠璃
彼の棲む場所

という5つの短編があります。とても言葉が綺麗で、淡々としていてよみやすいです。
全体的に希望を持てるものより、人間の心や人生の悲しい一面を映したものが多いような感じがします。
このなかでは「瑠璃」がオススメ。自由奔放でしっかりした親戚の女の子ルコにあこがれる少年。でも数年ぶりに会ったときには、ルコは少女の頃の自分とは変わってしまって、元にはには戻れないということで深い葛藤を持っていた。少年とルコのやりとりや情景が悲しいけどとても綺麗でした。
ミステリーだけどどろどろしてたり恐怖なものではない。とても心に何か残る本です。もっと本田さんの作品を読んでみたいと思います。

♪BGM♪  L'Arc-en-Ciel  TIME SLIP
2004.12
01
(Wed)

「介護入門」 


モブ・ノリオ / 文藝春秋(2004/08/26)
Amazonランキング:85,212位
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モブ・ノリオ氏の「介護入門」を読んでみました。最初に第131回芥川賞受賞の審査員のコメントから読んだのだけれども、誰も彼もが絶賛しているのではなく、何で賞取れたんだろう?って感じのコメントが多くてびっくりでした。だいたいこの人何者なんだろう・・・。
介護入門といっても、介護についての実用的な内容ではない。今話題の無職の若者が主人公だけど、その問題がわかるというような内容でもない。文章は主人公の一人称。年輩の方は目をそむけるようなごつごつした感じで、ちょっと読みにくい。よく口にしている言葉は「同朋(ニガー)」。

無職の若者が、母と一緒に寝たきりの祖母の介護をしている。彼は、昼間は大麻を吸ったり(!)音楽に触れたりと、それこそだめ人間な人生を送っている。が、夜中には何回か起きて、祖母の下の世話をしたり、食事を与えたりしている。
いくらだめな若者の烙印を押されそうな主人公でも、母と祖母との3人の仲にある家族の愛みたいなものは本物だった。主人公のずさんな介護をする介護士や、祖母の気持ちや介護の大変さを知りもせず、わかろうともせずに大きな顔をしている親戚への怒りがストレートに伝わってきた。
話の中で、生きづらさを感じる彼にとって、祖母の介護を「命がけで」することが生きる糧のような、支えのようなものになっているなと感じた。

なんかすごく賛否両論を巻き起こすような本だけど、こういう語り口調だからこそ、介護という社会問題を別の視点で「オモシロク」読めるののかもしれない。普通にまじめにかかれてたら普通の作文だもんね。

☆文藝春秋 2004・8
 
♪BGM♪ L'Arc-en-Ciel  「SMILE」
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