☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2005.01
29
(Sat)

「9月11日からのぼくのこと」 


小林 紀晴 / 講談社(2003/09)
Amazonランキング:313,481位
Amazonおすすめ度:



今日は暖かい一日だった。
布団でも干したいくらいだったのに、今日はバイトで干せなかった。
バイトは、学校の図書館のカウンター。
外は晴れているのに、暗くてじめじめしてて、暖房から冷風が出てくる図書館の中。
そとは暖かそうな日差しがみえる。せつない。
1時から5時半まで、ただひたすら、すわるだけだ。
テスト前といえども、うちの学校の図書館に人が来るはずもなく・・。来館者は延べ人数14人。
暇だ。

持ち込んだ本を読んだ。
小林紀晴の「9月11日からのぼくのこと」。
彼自身の話かと思いきや、小説のようだった。
ニューヨークに住む少年と、911の話。彼は父親が日本人、母親が中国人。
中国語と日本語をある程度話せて、英語はすこししか話せない。
アジア人など移民が多く働く地帯でバイトをしている。
民族としてのアイデンティティの確立が難しく、悩んでいる。
そこにおきた、アメリカ同時多発テロ。
言葉がわからない、テレビのない彼には何が起こったのかあまり把握できない。
日本や、アメリカの外では、報道がしっかりなされ、飛行機が飛び込むところ、人が飛び降りる光景、そういうものが見れる。
でもニューヨークでは、ちゃんとした情報が流れてこない。
見えるのは煙。逃げる人々。戦争が起きる、逃げなくては。ここは戦争地帯。はいってはならない。
彼の知り合いは、ニューヨークから逃げ、日本に帰った。
心配した父親が日本からやってきた。
でも彼は帰る気はない。
好きだった女の子の写真と特徴が書かれたビラが貼られていた。

短い話だった。1時間でよめた。
ニューヨークのなかであの事件を体験したら、本当にこんな感じだったんだろう。
何が起こったかわからない。「I have no idea.」。

読んでしまった。
さぁ暇だ。
新聞ダイジェストの別冊・時事問題の本をながめる。
夏に出たものだから、ちょっと結果がわかっていたり、変わってしまった内容もある。
後で確認しなくてはいけない。
わたしは、金融・経済が苦手だ。
仕組みがわからない。
まだ、政治のほうがわかる。がんばって読まなくちゃね。

ほとんど人が来ないまま一日が終わってしまった。
もっと本を持ってくればよかったかなと・・。

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2005.01
23
(Sun)

「間宮兄弟」  


江國 香織 / 小学館(2004/09/29)
Amazonランキング:10,330位
Amazonおすすめ度:


江國香織の「間宮兄弟」を買いました。
珍しくハードカバーで。高いからいつも文庫本になるのを待っているのですが、 如何せん、江國さんは最近たくさん本をお出しになる。
「おもいわずらうことなく愉しく生きよ」「雨はコーラが飲めない」「赤い長靴」「スイートリトルライズ」・・・。
「東京タワー」も出た頃から、文庫版になるのを待ち続けていたら、映画になってしまった。
読みたいのに読めないというのは痛い!
ということで、何を買うか吟味した結果「間宮兄弟」を買うことに。
理由は、その設定と、「小学館」だから。来週提出のESの読んだ本欄にかくぞ!ということで・・。

いつもの江國さんの本には出てこない人が主人公のこの話。
「そもそも範疇外、ありえない」男達の恋愛小説だ。
30代で、独身。ずっと兄弟仲良く暮らしている。細くて、7・3分けの兄。小太りで人付き合いが苦手な弟。恋人がいたことはない。
失恋をしたら、兄は酒を飲み、弟は新幹線を見に行く。
そんな彼らが、大学生の姉妹や小学校の先生、同僚の妻などと関わる中で、恋をして・・・・。その恋の結果は言いませんが。
決して、かっこよくないし、地味で、不器用。でも、他人を穏やかにさせてくれるなにかがこの兄弟にはある。

鉄道模型に2千ピースのジグソーパズル。野球のスコア表にたくさんの本。懐かしいボードゲーム(人生ゲームやダイヤモンドゲーム)、たくさんのプラモデル。
毎年、写真館で写真を撮り、母親に送るのが恒例だ。
たくさんのディティールが、彼らの素朴さというか、こんな人「いそう」というかんじを出している。
悲しい思いも、つらい思いも、うれしくて舞い上がってしまうこともある。ちょっと悲しいけど、暖かい話だ。カッコイイ、美男美女のハッピーエンド、病気を乗り越えて・・・だけが"純愛"ではない。とても「愛」を感じる話だ。



♪BGM♪ nil  garden
2005.01
13
(Thu)

芥川賞発表 

 第132回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)は芥川賞に阿部和重さん(36)の「グランド・フィナーレ」(群像12月号)、直木賞は角田光代さん(37)の「対岸の彼女」(文芸春秋)に決まった。
 芥川といえば、綿矢りさや金原ひとみ、モブノリオの作品が記憶にあたらしい。どの3作もよんだことがある。阿部和重さんの作品も読みかけたことはあるけど時間がなくて読んでいなかった。図書館にあれば読んでみたい。
 「人のセックスを笑うな」の山崎ナオコーラさんと「野ブタ。をプロデュース」の白岩玄さんの作品を今度は読もうと思っていたところだったけど、この二作は残念ながら選ばれなかったみたいだ。(昨日貸出開始されて読もうとしたら図書カードを忘れてかりれず)

 ところで、芥川賞と直木賞とはいったいなんなのか?どう違うの?ということで調べてみた。

芥川賞:芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。正賞は懐中時計、副賞は100万円。授賞は年2回。

直木賞:直木三十五の名を記念して、芥川賞と同時に昭和10年に制定された。 各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。 授賞は年2回。
(出典:文藝春秋HP)

 私、勝手に芥川が上で、直木がランク下?とか考えてました。すみません。

♪BGM♪ GRAPEVINE  アナザーワールド
2005.01
06
(Thu)

「蒼穹の昴」 


浅田 次郎 / 講談社(2004/10/15)
Amazonランキング:4,076位
Amazonおすすめ度:


浅田次郎の「蒼穹の昴」。文庫本にして4巻分の大作。とても面白かった。
お正月の間にゆっくり読もうと決めていたのに、結局28日から読み始めて1日には読了してしまった。

話の舞台は中国清朝末期。西太后が権力を握っていた時代で、ラストは「百日維新」「戊戌の政変」が舞台になっていた。世界史の教科書なしには読めません(笑)この後の、溥儀のあたりの話はよくあるみたいだけど、ここにスポット当てたのはすごいなと思う。
李鴻章、袁世凱、康有為といった世界史で見たことある名前から、何故か、乾隆帝(の霊?)やカスティリオーネ、後の毛沢東まで現れる。かなり勉強にもなる感じだ。

話は、2人の人物を中心にまわっていた。1人は李春雲という極貧の子。もう1人は梁文秀という地主の次男。放蕩息子だけど、科挙に挑戦する。私は、この文秀さんがお気に入りです。破天荒な人物だけど、すごい意思を持ったかっこいい人だと・・・(^^;)
李春雲は、占い師に将来国の財宝を手にすると予言され、科挙を受ける文秀についていき、彼とは別れてしまう。後に自ら宦官となり、西太后に仕える身になる。文秀のほうは、科挙に見事トップで通り、皇帝の下につかえるようになる。(宦官についても勉強(?)になる。纏足にしろ、宦官にしろ中国って近代まですごいことやってたんだなぁ・・。)
この二人の運命や、清の国の行方、西太后をめぐる人々などなどがからまって話は進んでゆきます。

人と人のつながりが巧妙。中国語で読みにくい名前の上に、多くの政治家がでてくるので、人物把握が大変だったけど、思わぬところにつながりがあるし、一人一人の設定もおもしろかった。
「西太后」の書き方もおもしろかった。彼女は、実の夫や子どもを殺してまで権力を握り、贅沢をつくした怪女というイメージがあった。確かにそういう部分も描かれていたけど、ここでは、甥である皇帝を愛し、弱いところもたくさん持つ女性として描かれていた。大国を背負わされた悲しい運命を持つ女性だった。

とても長い話だけど、続きが気になって、一気に読めた。時間がある方、中国の歴史が好きな人にはとくにおすすめです。
それにしても歴史小説ってすごい、って改めて思った。いろいろな史実を調べて、研究した上で、資料を物語に、人物にキャラクターを、作者なりの解釈で作っていく。並大抵のことじゃぁできないです。
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4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
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