☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2007.04
27
(Fri)

「檸檬のころ」 


豊島 ミホ / 幻冬舎(2007/02)
Amazonランキング:12091位
Amazonおすすめ度:



 表紙に惹かれて購入しました。そしたら、やはり私の好きな「鈴木成一デザイン室」のカバーデザインでした。

 田舎の「普通の高校生」の日常と恋愛を描いた連作小説です。
7人の高校生や卒業生の7つの短編が収められています。(微妙にどこかでつながっている)。
まっすぐで気持ちのいい話ばかりでした。

 高校生の青春小説と聞くだけではあまり読む気がしません。
都会の所謂「女子高生」。バイトに遊びに馬鹿騒ぎ。金と性に溺れボロボロになり・・・病気になったり・・・家族に見捨てられたり・・・自傷したり・・・って何が面白いんだ!!!
 テレビや人目を惹く小説で見る女子高生像はなんともやるせない存在。もっと健全な高校生もいるだろう、い、いるよね??と思ってしまいます。私が高校生のときは、このような都会の(都会都会と連発するだけで田舎ものとバレバレですが)派手な女子高生がコギャルなんて呼ばれている時期でした。「コギャルみたいなのばっかりじゃないよー」と田舎の普通の高校生はよく思ったものでした・・・。

 この小説の舞台は東北の進学校。周囲に何もない田舎の、大学を目指して勉強するだけの乾いた高校です。少し派手なグループ、勉強一筋の人、地味に目立たない人、周りと外れて行動する1匹狼・・・。目を潜めてしまうような行動をしたり、マスコミが作り上げた高校生はそこにはいなくて、衝撃的なドラマや日常はないけれど、彼らの恋愛や友情や悩みをとてもリアルに表現しています。

 私自身、まさにこの本のような学校で過ごしていたため、ものすごくしっくりきました。最も、恋愛というものにはまったく関与していないほど地味に暮らしていましたので、彼氏がいてちょっと派手だった子や、保健室登校をしていた子など、当時は理解できなかった人たちのことを想いうかべて当てはめながら読みました。(そして、高校の生き方ちょっと間違ったなと思いました。)
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2007.04
22
(Sun)

阿刀田 高 / 新潮社(1996/11)
Amazonランキング:7071位
Amazonおすすめ度:


 東京の出張に行ったときにoazoで買いました。せっかく東京に行ったので、なにか珍しいものを買えばよいものを。(東京に若干勘違いをいだいています。)昔から図書館や本屋で幾度も見かけていたこの本を手にとってしまったのは、BRUTUSで中途半端にキリスト教のストーリーを知ってしまったからです。
 絵と絵をつなげて時代を追い、短い説明がなされていたBRUTUSの記事。不可解な現象の多いキリスト教の話は、コレでは理解出来ない!
 
この「新約聖書を知っていますか?」は、キリスト教についての知識が浅いビギナーで、キリスト教徒ではない人にはお勧めの1冊です。
エッセー体のおもしろい文章で、聖書という謎の1冊のあらすじと、筆者の思う、キリストとは何だったのか、どんな「人間」だったのかが書かれています。ちょっと茶化した表現が入ったり、人間から神という存在として自信を抱いていくというキリストへの人物評などは、キリスト教の熱心な信者の方には冒涜なのかもしれませんが、軽い仏教徒の私にはおもしろく読むことができました。

 大まかだったキリストの一生に、有名なエピソードと使徒たちの知識が加わり、キリストとキリスト教の発端の話を少し深く知ることができました。とても分かりやすかったです。
 何人も同じ名前のいるペテロさんやヨハネさん、マリアさんの区別がついたのもよかったです(笑)

 ちなみに、「旧約聖書を知っていますか?」や「ギリシア神話を知っていますか?」という本も書かれています。
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2007.04
15
(Sun)

/ マガジンハウス(2007/04/02)
Amazonランキング:1891位
Amazonおすすめ度:


おもしろい特集の多いBRUTUS。
この号は西洋美術を楽しむ方法として、レオナルド・ダ・ヴィンチの宗教画と、キリストにまつわる作品をダイジェストに紹介してくれています。

西洋美術を100%楽しむ方法
キリストの生涯が分かると美術館は本当におもしろい!
-レオナルド・ダ・ヴィンチはイエスをどう描いたのか?
もっと知りたい「受胎告知」
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は世界のどこにあるの?
イエス・キリストの生涯を知って・名画を楽しむ


 ダ・ヴィンチの「受胎告知」や「東方三博士の礼拝」などの宗教画についての解説や、キリストの生誕から受難までの流れを様々な宗教画とダイジェスト版で説明してくれている冊子がついています。

 この特集が組まれたのは、東京国立博物館で特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」が催されることから、簡単な知識を持って美術展を訪れようというものでしょう。
大阪駅の看板でこの美術展の知らせを見たとき「絶対行く!」とおもったのですが、残念、東京ではありませんか。出張で2度東京へ行きましたが、そんな暇もなく・・・。
 
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2007.04
10
(Tue)

「国家の品格」 


藤原 正彦 / 新潮社(2005/11)
Amazonランキング:679位
Amazonおすすめ度:
『日本人としての誇り』 を取り戻せる,そんな一冊!!
実はユーモアもあり?
この本の爆発的な売れ行きも、所詮マスコミ操作である



 爆発的に売れた新書「国家の品格」です。

 内容は、欧米型の「論理」「個人主義」「民主主義」という現在正しいと思われているやり方が限界に達していることを前半で批判し、
後半で、日本古来の武士道精神など、「情緒」と「形」を重んじる日本の精神を見直し、世界に適応させていこうと述べています。

 この手の話の場合、納得するか、痛烈に批判するかどちらかになってしまいますが、私の場合、どっちつかずです。残念ながら内容をいちいち考えている暇がないのです・・・。
 完全にすばらしい考え方を持っている!とは思いませんでした。
 民主主義や論理に矛盾があることは勉強になりました。
ただ、古代から欧米のやり方をひっくり返して批判したのは、ちょっといただけませんでした。
 日本の武士道を復活させるというのは斬新でしたが、現実難しいのではないかとも思います。
 かなりピンポイントですが、小学生から英語教育は反対!という考えには賛成です。あんなに国語ができない子どもが英語を使いこなせるはずがない。私はまったく国際人ではありませんが、日本のことをきちんと知っていて、それを英語で伝えられるというのが国際人であるという考えには、ほほぅと納得いたしました。小さいころから英語も話せたら悪くはないけれど、先にやることがあるでしょうね。

 生活や国、社会の仕組みが欧米型になってしまったものはしかたがない。破綻を目指して欧米型に突っ走る日本の国家に嘆きつつも、どうすることもできないのが読者。
そんなにいい考えをもっていらっしゃるのなら、なぜこの筆者たちは国に影響を与えてくれないのだ?という幼稚な考えが頭をよぎったりもします。

 面白かったのは、日本の文化に対するところです。
日本人特有と思われる自然に対する美の意識。はかなさやもののあわれといったものにしみじみと心を洗われる心情が、日本の文化の中でこそ培われるものというのは素敵です。ちょうど夢枕獏の「陰陽師」を読み、博雅が四季のうつろいにしみじみするシーンを読んでいたので、余計に日本文化を見直したいという気になりました。
 安部しんぞうさんの「美しい国」はちっともピンときませんが、日本のどういうところが美しかったのかこの本で判る気がします。
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2007.04
01
(Sun)

「かもめ食堂」 


群 ようこ / 幻冬舎(2006/01)
Amazonランキング:153842位
Amazonおすすめ度:



 恵文社で購入した「かもめ食堂」です。
女性の友情と、おにぎりがおいしそうな、
かわいらしくて、のどかなお話です。

 フィンランドのヘルシンキでカフェ「かもめ食堂」を開いたサチエ。
そのサチエの元に、人生のレールを途中でなくして呆然となったミドリや、介護の役目を終えて生き抜きにやってきたマサコが加わります。
 最初は、地元民に「こどもがいる」と怪しまれていたかもめ食堂も、ふたりの登場でにぎやかさを増し、お客さんも徐々に増えていきます。
 日本かぶれの男の子や、禿の夫に逃げられたおばさんなど、ユニークな人々や事件も。
 
 サチエを小林聡美、ミドリを片桐はいり、マサコをもたいまさこが演じた映画もあります。
見たことはないですが、きっと素敵な映画なのだと思います。

 
 スローライフ&スローフードとよく聞きますが、
多分こういう生活や生き方のスタンスなのではないでしょうか。
ゆったり、ゆっくり、やさしい。
日本で生きている限り、そういう生き方を選択するのは生半可ではできないのですが、忙しさでぎすぎすしたところに、効くおだやかな本でした。
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4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
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