☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2007.06
30
(Sat)

伊坂 幸太郎, 石田 衣良, 市川 拓司, 中田 永一, 中村 航, 本多 孝好 / 祥伝社(2005/07)
Amazonランキング:32298位
Amazonおすすめ度:



 新進気鋭の若手男性作家が書く恋愛小説アンソロジーです。
その面子のそうそうたること。
「オーデュポンの祈り」「陽気なギャングが地球を回す」の伊坂幸太郎。
「池袋ウエストゲートパーク」「1ポンドの悲しみ」の石田衣良。
「いま、会いに行きます」の市川拓司。
「ぐるぐるまわるすべり台」の中村航。
「MISSING」「FINEDAYS」の本田孝好。
…そしてもう一人、中田永一…って誰?となりますが、この人は「ZOO」の乙一です。
誰もが知っている作家ばかり。ミステリーのイメージが強い人もいますが、その恋愛小説が読めるのはお得な1冊。
 ちなみに、またもや装丁は鈴木成一デザイン室。


■□透明ボーラーベア□■ 伊坂幸太郎
 いなくなってしまった姉の元恋人との再会。世の中は「偶然」がうまく働いている事実(「成田山の法則」)。題名は姉が作中で白熊にこだわっていたことと、白熊は透明の毛であると言ったことを示しています。

■□魔法のボタン□■ 石田衣良
 失恋して失意のどん底にいる僕が悩みを打ち明けたのは、男のようにざっくばらんとした幼馴染の女性。お互い意識し始めてもなかなか言えない…のを救ってくれたのが、幼稚園のときの遊び「魔法のボタン」でした。

■□卒業写真□■ 市川拓司
 地味に暮らしてきた「私」が偶然再会した同級生。昔の好きな人をほのめかした直後、相手は人違いで、じつは(太って変わり果てた)その自分の好きだった人だった!

■□百瀬、こっちを向いて□■ 中田永一
 こちらは地味な男性の話。校内一の美男美女カップルと噂される、男の先輩から頼まれたのは、浮気相手の女の子・百瀬と付き合っているフリをしてくれという頼みだった。不器用な僕が知り合うこともなかったであろう女の子と同じ時間をすごすようになり…。

■□突き抜けろ□■ 中村航
 大学生の僕はちょっと変わった彼女と変わったつきあい方をしている。彼女と会わない間に、地味な友人坂本と、横柄な先輩宅で鍋をしてすごすようになる。

■□Sidewalk Talk□■ 本田孝好
 離婚間際の男女。妻のほうが仕事で忙しすぎて、時間が合わず、すれ違うようになってしまったのだ。ありきたりといえばありきたりだけど、ラストが少し希望があってよかった。

♪BGM BEAUTIFUL TOO ♪ DJ KAWASAKI 
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2007.06
25
(Mon)

「Yの悲劇」 


エラリイ クイーン, 宇野 利泰 / 早川書房(1988/08)
Amazonランキング:171023位
Amazonおすすめ度:



 どうでもいい、本作と私の「再会」について語ってみようと思います。
 私は推理小説が好きな割りに詳しくないのが痛いところ。海外作家ではクリスティとドイルくらいしか分からない。
でも、もう一人、1作だけ読んだことがあったので知っていた人がいました。
それが「エラリィ・クィーン」。

 中学校の図書館で目にした変な題名の本。

「Yの悲劇」

 ・・・・Yってなんだ!?どんな悲劇??


 今回読むまで、自分が当時読んだのが、X,Y,Zのどれか分かりませんでした。順番に行くとXを読んだのではないかと踏んで、Yを購入しました。長めの事件の顛末を読み進め、最後の犯人暴露に至り…「コレ読んだ!!」と驚きました。犯人が判明するまで、自分が読んでいたのがYだとは気づきませんでした。『犯人が○○○だった』という結末が中学の私にはとても印象的で、そこだけ覚えていたのです。そのほかは一切忘れていました。

 何度か別の作品を読もうとしたものの、図書館になく、読まずじまいでしたが、最近クリスティブームなので、本屋で買ってみました。そうしたら実は懐かしい作品だったんですね。

 この「~の悲劇」シリーズは、元俳優のドルリィ・レーン氏が事件を解決していくもの。(なんとなくエラリィ・クィーンとドルリィ・レーンって似てますね。)レーン氏は耳が聞こえないものの、読唇術を持つており、おそらく「X」でなにか時間を解決したのでしょう、がざつなサム警視から頼られる存在です。
 世間のゴシップの対象になる、悪名高きハッター家で次々に起こる毒殺未遂事件、そして殺人事件。それをレーン氏が解決していきます。ただ、普通の「解決」という形では終わりません。結果的に司法ではなく、探偵が犯人に裁きをくだす、推理小説ならではの結末になります。そこも特徴的でした。

 レーン氏の言い回しが、ちょっとくどいというか、なかなかこってりした様子で、途中でなぜか台本のような部分があったりと読みにくい・・・かもしれない。それでも、事件の発端や犯人が思いがけないもので、とてもおもしろい本です。犯人が犯した数々のミスや、それが引き起こした捜査の混乱も見事です。
2007.06
20
(Wed)

「ZOKU」 


森 博嗣 / 光文社(2004/10/20)
Amazonランキング:276057位
Amazonおすすめ度:



 とても変な内容の小説です。
 
 永良野乃は科学技術禁欲研究所(TAI)所長の孫娘。祖父と、野乃がひそかに恋心を抱く研究員・揖斐と、白い機関車で暮らしている。この機関車、JRの線路上を普通に走っている。森博嗣さんがやってみたいことなのかもしれない。
 TAIはある組織の行動を追っている。
その組織は「ZOKU」。犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体である。たとえば街中で地震未満の振動を起こしまくる「暴振族」や、映画館や劇場の笑いの必要のない場や、カップルがいちゃついている場所で笑いを起こす「暴笑族」など、実に大掛かりで馬鹿馬鹿しい悪戯。
 TAIはZOKUを追いかける割に、捜査などをあまりしている風でもなく…。


第一話:ちょっとどきどき  <暴振族>
第二話:苦手な女・芸術の秋 <暴図工族>
第三話:笑いあり 涙なし  <暴笑族>
第四話:当たらずといえども遠からず <暴占族>
第五話:おめがねにかなった色めがね <暴色族>  
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2007.06
16
(Sat)

「ひらいたトランプ」 


アガサ クリスティー, Agatha Christie, 加島 祥造 / 早川書房(2003/10)
Amazonランキング:70272位
Amazonおすすめ度:

 

 トランプ・・・最近やっていない・・・というか家の中にトランプがないですね。残念ながら私はトランプのゲームをあまり知りません。多分家族の誰もがトランプに詳しくなかったためだと思います。最後にやったのは「大富豪」でしょうか。大学のとき一世を風靡しておりました。
 この小説に出てくる「ブリッジ」というトランプのゲームを知っている人にとっては、楽しい作品だったでしょう。ブリッジのルールを知らなければ分からない作品ではありませんが、途中少し詳しくゲームの敬意が語られ、その部分だけ分からないというのが残念でした。
 この事件では、ブリッジのプレイの仕方から当人の性格と、犯しそうな犯罪のタイプを考察し、また、プレイの進み方から殺害を犯した四角ともいえる時間を、ポワロは探し出します。

 この作品ではポワロさんはどんな事件にあったのでしょうか?
夜な夜なパーティーを開く悪評高く、気味の悪い男シャイタナ氏(サタンみたいな名前ですね)のパーティーに呼ばれたポワロ。そのパーティは昔完全犯罪の殺人事件を起こした者を集めたという異様なパーティでした。
 そのパーティに呼ばれた8人の人々は、4人ずつ別々の部屋でブリッジを楽しみますが、その片方の部屋でシャイタナ氏が殺されているのが発見されます。必然的に同じ部屋にいた4人のうちの誰かが犯人ということになります。もう片方にいたポワロや、バトル警視、レイス大佐、小説家のオリヴァ婦人はめいめい事件を調べていきます。
 シャイタナ氏の言っていた通りに、4人には「殺人」の前歴がありました。殺人とはいえ、殺人とも受け取れたり、過失であったりしますが、ポワロはひとつひとつ各人の過去の疑惑を洗い出し、事件の犯人を突きとめていきます。
 ラストに犯人はこいつか!と思うたびに実は違った…と二転三転するところは本当にやられた!!といった感じです。
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2007.06
10
(Sun)

「ハヅキさんのこと」 


川上 弘美 / 講談社(2006/09/30)
Amazonランキング:24282位
Amazonおすすめ度:



 5月は仕事が暇でした。(仕事なのに暇なのは嫌いです。)おかげで帰宅時間が8時くらいになって早く帰れました。ここぞと本を読んでみました。6月中旬くらいまでゆるりと紹介していくには十分の本を読めました。(6月は忙しいのできっと読めない。)
 ただ、この「ハヅキさんのこと」はちょっと前に読んで、図書館に返してしまって、正直どんな作品が書かれた本だったかよく思い出せないのです・・・・。
「ハヅキさんのこと」を含む、恋愛に関する短編がたくさん収められていました。川上さんの実話なのかもしれないし、そうでないのかもしれないという作品も収められています。(そうどこかで紹介されていて、確かにそうだったような気がする。)

 ゆっくりしているけれど、そう長く時間が取れないときに短編はいいですよね。短編でも意味を求めて、結局何が言いたいの?と文句を言う人もいるけれど、言いたいことが別になくってもいいじゃぁないかともおもいます。雰囲気があればそれが楽しめるし、何気ないものが切り取られていたらほほぅと思う。それでいいじゃないか。意味が分からないのは嫌ですが。
2007.06
05
(Tue)

「パレード」 


吉田 修一 / 幻冬舎(2002/01)
Amazonランキング:381571位
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吉田修一さんの作品が図書館に結構あったので借りてきました。ちなみに山本周五郎賞受賞作とのことです。ちなみに、またまた装丁が鈴木成一デザイン室さんのものでした!

2LDKに共同生活をしている若者5人のそれぞれの胸のうちを綴った作品です。

<目次>

杉本良介  21歳・H大学経済学部3年
      現在、下北沢のメキシコ料理店でバイト中

大垣内琴美 23歳・無職
      現在、若手人気俳優「丸山友彦」と熱愛中

相馬未来  24歳・イラストレーター兼雑貨屋店長
      現在、人生を見つめて深酒中

小窪サトル 18歳・自称「夜のお仕事」に勤務
      現在、無駄な若さを切り売り中。

伊原直樹  28歳・インディペンデントの映画配給会社勤務
      現在、第54回カンヌ映画祭パルムドールの行方を予想中。


 血のつながりもなければ、親友といったわけでもなく、年齢職業もばらばらな5人。最初の杉本君は、大好きな先輩の彼女に一目ぼれし、あろうことかその彼女とこっそりつきあうことに。その顛末や杉本君の言動がなかなか面白い。
 面白い出だしで、楽しい共同生活か・・?と思ったのは最初のうちで、結構誰もがドライな感覚で生活していることが分かってきます。
馬鹿なことで一緒に騒ぎつつも、一番弱いところは見せられなかったり、上辺だけの関係でいいから楽と思っていたり。
実は心では馬鹿にしていたり、親身なふりだけだったり…。
 現代の若者らしい心境(と簡単に表現しちゃうのもなんですけど)がとても面白く読めました。
  
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2007.06
01
(Fri)

「イナイ×イナイ」 


森 博嗣 / 講談社(2007/05/10)
Amazonランキング:181位
Amazonおすすめ度:



森博嗣さんの作品の新シリーズ「Xシリーズ」の第一巻です。
「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」「Gシリーズ」ときて、「X」まで来てしまいました。一体何処まで連鎖させていくのでしょうか?全部10巻ずつとすると、シリーズで40巻、「四季」や「女王」なんかも入れてしまうと50に届いてしまいそう・・
 時期的には、S&Mの後のGと同時期のようです。


 この作品は美術館鑑定の椙田事務所に出入りしている、大学生・真鍋舜一と、秘書の小川令子の二人が事件を解決していく話のようです。
 事務所を訪れた佐竹千鶴という美女。彼女は兄を探してほしいと依頼をしてきます。彼女は大金持ちの家の令嬢で、今まで父の令で(学校以外)屋敷の中から出ることができなかったといいます。兄は、小さいころに死んだことになっていたが、実は30年以上も地下牢のような場所に閉じ込められているというのです。父親が死んだ今、彼を屋敷の中から探し出してほしいという依頼でした。
 屋敷に幽閉とはなかなかありえない割りにベタベタな設定です。屋敷にいるなら自分で探せばいいではないか、という突っ込みをしたいところですが、いろいろ複雑でありえない事情があるのです。
 椙田氏が海外出張のため、ハリキリ屋の小川令子が潜入捜査を開始し、真鍋君はひきづられていきます。そして、案の定、意外な考察力を持ち、事件を解決していくのは真鍋君です。小川さんはキレる女ではなくて少々残念です。

 この作品の最後は「?????」。森博嗣さんの作品ではよくあることですが、最後まで「動機」が分からないまま終わってしまいます。誰がどうやってやったかはわかるのですが、全く持って動機がわからない。この作品の場合は、動機の推測さえついていない。とても妙な作品です。他のブログでは、続編に続く事件の第一歩なのではないかと推測されておりましたので、そうだったらいいなぁと思います。
 
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4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
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