人生ベストテン
角田さんの恋愛短編6編収録。
この本も、ちょっと飽き飽きした自分の人生にちょっとしたドラマが起こったり起こしたりするけれど、なんだかんだで現状打破ってそんなにできないのよね・・・というのを感じさせる短編である。
「床下の日常」 水漏れの工事現場のマンションで、陰気な人妻から昼食に誘われた若者が、あれこれ考えてしまう話。
「観光旅行」 恋人と訣別するためイタリアに旅行した女性。その先で喧嘩ばかりしている日本人の偏屈な母親と、少々鬱陶しい娘に付きまとわれるハメに。
「飛行機と水族館」 海外から帰る飛行機で隣りに座っていた女性が泣きながら自分の失恋について語ってきた。はじめ鬱陶しかった彼女が、帰国後気になってしまい、様子を伺おうとする。
「テラスでお茶を」 男とのダラダラした関係を断ち切り、出直すために中古マンションを探し始めた女の話。
「人生ベストテン」 もうすぐ40歳なのに、恋すらしていないことを猛烈にあせりを感じた女性。久しぶりの同窓会ではじめての彼氏と再会するが・・・
「貸し出しデート」 夫以外の男を知らない主婦が、お金を払い、若い男とデートしてみることに。しかし来たのは自意識過剰の冴えない若者だった。



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