☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2009.02
22
(Sun)


 毎週日曜日小説1冊・ビジネス本1冊を買い、翌週移動中に読むことにしています。(もっと読めますがお財布に相談したいところです。)

 仕事に関して読みたい内容としては3つあります。
①モチベーション・仕事をする女性の生き方
②仕事のさばき方・対応の仕方
③営業・マーケティング

 ①は、買ったことがありません。生き方っていっても「この人のように生きよう」みたいにはなりません。そういう人たちもいるのだと参考にする程度です。モチベーションは②でも③でもあがりますので特に今は読まなくていいかなと思います。

 ②は、効率であるとか、メモの取り方・文章書き方だとか、コミュニケーションや話し方、エクセル活用法、段取り術といったもの。まだまだ素人なので(3年たったけど後輩なし)。さほど高度な仕事はしていませんが、なかなか興味を惹かれます。話し方・聞き方は難しいので、この前1冊読みました。

 ③は一番難しいところ。あまたの本がありますが、自分の身の丈くらいの本を探すのが難しい。そこそこ以上バリバリ以下のOLなので、勝間さんなどすごいビジネスマン&ウーマンが書かれた本はハードルが高い・・!基本の営業・・どう話を持っていくものなのかとか知れたらいいのです。だめなやつだとかいわないでください。
 マーケティングについては、お客さんの商品を売るためのツールが商品なので2重の意味で売る方法を知っておかなくてはいけません。私は圧倒的に知識不足。ただ、会社自体、マーケティングに基づいた広告やブランディングのレベルまでは達していないので、基本が書かれたなかなかいい本がない。通販の本ってピンポイントであるわけじゃない。結び付けられる本をさがさないといけない。あとは、やはり経験なのでしょう・・。

 さて、この本は著者は「ブリタニカ」で29歳にして世界2位の売り上げを上げ、若くして営業部長を務めた方。③に届かない内容で、①に近いかなと思います。女性営業の経験を踏まえて、営業ってこいうものですと書かれています。

 目次と一部だけ書き出します。

1章 営業は、とにかくポジティブにいこう!
 …著者の考える営業という仕事について書かれています。

2章 売れる営業に必要な「三つの能力」と「五つの財産」
    「三つの能力」=「知識能力・情緒能力・意識能力」
    「五つの財産」=「時間・エネルギー・集中力・技術・想像力」

3章 「自分を上手に売り込める人」が数字を伸ばす

4章 売れる営業の陰には”マーケティング”あり!

5章 「商品・サービスのよさ」はこうすれば伝わる
    営業は「今困っている」「このままだと不安」「もっとよくなりたい欲望」を解決するためにある

6章 「さわやかな断られ方」ができますか

7章 部下がいる人、いつかは独立したい人へ

8章 営業の超・基本 8つのステップ
    1マーケティング
    2アポイントづくり
    3コミュニケーション
    4商品説明(プレゼンテーション)
    5他社との比較(セミクロージング)
    6金額の提示(クロージング)
    7契約
    8契約直前とその後のフォロー

9章 営業は「熱く」なくちゃ!
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2009.02
22
(Sun)

「凸凹デイズ」 


山本 幸久
Amazonランキング:214380位
Amazonおすすめ度:



 仕事の目標を「やりがい」と答える人も多い。「やりがい」と一言にいえど、大きな仕事に挑むことに感じる人もいれば、楽しく好きな仕事をすることに見出す人もいる。この話ではより大きな仕事に挑もうとする人、小さな仕事に、自分の才能に悩む人、小さな仕事でも役目を果たすことに喜びを感じる人、さまざまな働く人が出てくる。その中でも、仲間と衝突したり団結したりしながら仕事をしていくことのよさを描いている。

 主人公の凪海 はたった3人のデザイン事務所「凹組(ぼこぐみ)」で、スーパーのチラシやエロ雑誌のレイアウトなどをひどく安い給料で働いている。遊園地の再建のプレゼンで、凪海のキャラクターが採用され、凪海は「QQQ」というデザイン事務所に出向という形で、キャラクターデザインの仕事に取り掛かる。「QQQ」は大きな賞も受賞し、雑誌に出るほどの有名な事務所である。
 決して胸をはれない価格も安い仕事と、おしゃれで注目の事務所での有名な仕事どちらがいいのか。子供のころから描いてきたキャラクターが仕事に使われるようになったとたん、生き生きと描けなくなる。凪海は仕事の悩みと、歓迎されないQQQでの人間関係の悩みにぶちあたる。
 
 この話で一番大きいのは「醐宮」の存在である。醐宮は「QQQ」の代表で、以前「凹組」から大きな仕事を求めて凹組を離れた過去がある女性。醐宮はデザイン事務所を束ねるも、すでに自らデザインを手がけるよりも「営業」としての役割を持つバリバリ働く。その仕事スタイルは、体でとったであるとか、他人の成果を自分のものにしたと揶揄され風当たりも強い。実際、「凹組」とも確執もある。凪海の視点の話では、自分の利益になるものは、なんでも奪い取っていく強烈な女性に見える。
 一方で、10年前の「大滝」視点の話では、勤めているデザイン事務所から独立し、仲間と新しい目標に向かう、大滝・黒川・醐宮が描かれている。天才の黒川と、デザインもでき営業にもなる醐宮、そして二人に比べ凡庸であることに妬み、悩む大滝がいる。 醐宮はだんだん大きな仕事を目指して、他の二人と目指す目標にズレが生じるようになる。

 凪海はQQQに出向している間に、大滝と黒川という仲間と仕事をしていくことにやりがいがあったということに気がついた。一方、醐宮については強引だけれど、目標を高く持ちまい進する彼女が嫌いではなかった。醐宮の「寂しさ」も理解した凪海は、大滝・黒川と醐宮の仲を回復させ、目標を低く置いてしまっている「凹組」に喝を入れる役目を果たす。

 番外編の凸凹ホリデーでは、凹組とQQQに仕事を回す、代理店営業の盤井田君視点の話である。醐宮が戻り、徐々に仕事を増やしていく凹組。その姿は楽しそうで、生き生きとしていて頼もしげだ。サラリーマンの彼には、喧嘩したり、ときには強い結束を見せる凹組をうらやましく思う話になっている。

 私は遠からずな業界で働いていますが、デザインという仕事はセンスや才能といった、数字では測れない難しい部分を持っている仕事です。自社のデザインの人たちは、印刷会社という中途半端な組織にいるため、組版とデザインのどちらつかずになり悩みが多そうです。また、とあるデザイン会社では、文字ひとつの配置にも気を使い、大きなプロジェクトも営業畑では気づけないところまで考えをめぐらせるプロ魂を見ました。そんな自分の仕事に近いという点からもこの本は楽しめました。醐宮に注目してしまったのは、営業をしているからかもしれません。デザイナの卵だったら凪海に注目していたんだろうなと思います。
 仕事は人とのコミュニケーションや協力や信頼が一番だなと最近よく思います。人をないがしろにしてしまっては、仕事もうまくいかないし、精神的にもつらいことが増えるばかりです。仕事のやりがいだけ、給料だけでは仕事は続けられない。社内の人間関係については恵まれた環境にいるので(あとはお客さんとうまくいけば問題なしだな)、今の仕事はなんだかんだややこしくなっても、まだやめられないなと思います。
 
2009.02
14
(Sat)


 営業コンサルタントの女性による本。オール電化の普及に勤めた人とのこと。

 仕事をする上の基本的な姿勢と、女性ならではのとりたい姿勢、陥りやすい失敗についてアドバイスされている。最低限のマナーや心遣い、上司や周囲とのコミュニケーションにより好かれる女性になること、「できる女を演出してどうどうと働きましょう」というようなことが書かれている。

 「○○したいものですね」で終わるこの本は、著者を含め、本当の意味でキャリアを重ねている人は読むまでもない話だと考えられる。

 入社3年目で、結構適当に振舞ってしまっている自分にとっては、しおらしくする戒めにはなったように思う。

2009.02
10
(Tue)
『ラーメンには人間社会の縮図がある。物悲しさから、小さな幸せまで何もかも。』


 ちょっとめくったら凄い博多弁だったため購入。
「ゆげ福」こと弓削匠という私立探偵が、人生や物事をラーメンにたとえながらさまざまな事件を解決していく、こってりしたミステリー短編小説である。主人公が硬派で、博多の無骨な感じがするため、ミステリーというよりハードボイルド?な感じがする。台詞が博多弁の話し言葉をストレートに活字にしているため、九州人じゃないとかなり読みにくいこと間違いない。(私は読めます。)そして、熱いラーメン論が繰り広げられている・・・。

 ラーメン店の諍いによる殺人事件、「替え玉」受験のプロが殺される事件、連続放火事件を解決、ATM強盗や小学生のプロフいじめにまで手を広げる。博多なだけにヤクザの知り合いもいれば、半殺しにされるまでの敵を持つことにもなる。
 彼は、硬派であるが、苦い過去の経験から同じような境遇で生きてきた若者を気にかけたり、躾の厳しい子供とこっそりラーメンを食べに行ったり、おいしそうな「マルタイ」ラーメンを作る隣人を見守ったりと結構熱い性格である。事件はラーメンやラーメン屋・客の在り様をヒントに解決していくという変わったインスピレーションの得方をする。
 「ゆげ福」とは彼の父親が営んでいた、有名なラーメン屋台である。しかし、彼が学生のころ、その父親が謎の失踪を遂げ、彼の人生はいっぺんにひっくりかえってしまったようである。他にも彼の恩人が殺されたり失踪したりと、血腥い過去が徐々に明らかになっていく。過去に近づくたびに、何か分からない大きな危険が潜んでいるようである。が、その真相に弓削がたどり着くことなく、謎は謎のまま話は終わる。もしかすると続きができてもおかしくない余韻の残し方だ。
 
 話は荒削りだけど、なかなか変わった話です。当然ラーメンを食べたくなります。マルタイの棒ラーメンをとりあえず見つけて買ってしまいました。
2009.02
07
(Sat)

私という運命について 


白石 一文
Amazonランキング:57579位
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 生きていくのはたくさんの選択の連続。自分で選び取るもの、周りによって決まっていくもの。特に生まれること自体もそうで、幼いころは自分で選べないことのほうが多いけれど、成長するにつれて、自分で選び取ることもできる。運命とはどこか仰々しい響きがする。起こった後に運命だと感じた途端に、その人の中で事象が運命に変わるような気がする。それは、自分が選択した場面、選択させられた、決まってしまったその瞬間、出会った瞬間のこと、感覚が、パッと鮮やかに蘇る少し不思議な感覚。その時はなんでもなかった場面が後々になってありありと思い出されて重要な意味を持ち出したり、さまざまな出来事がつながって今になったと実感できたとき。そのとき感じる不思議な感覚が「運命を感じる」につながっている気がする。

 この話は一人の女性の10年を描いた長編小説で、主人公の亜紀が出会う選択の場面と、運命を感じるような出来事について描かれている。29歳の亜紀は男女雇用機会均等法が施行されたころに、メーカーの総合職として働いているキャリアウーマンの走りだ。序盤は、彼女は女性の人生の選択と言われるものを悉く「先延ばし」にしてしまう。それは結婚を選ばない選択ではなく、まさに「先延ばし」「逃げ」てしまった状態だった。 29歳のときは、求婚を断った男性が後輩と結婚してしまう。 32歳のときは、余儀なくされた転勤先でできた恋人ともとあるきっかけで別れることになる。
 そんな彼女に人生を考えさせるのが、元恋人の母親からの手紙であり、若くして命を落とした弟の嫁であり、自分たちの運命を決めつけて不安定に生きる若い友人カップルである。あの時結婚を選んでいたら・・・という悔恨や、自分が持ち得なかった他人の生きる信念に彼女は圧倒される。
 37歳になった亜紀は、思いがけず元恋人に再会する。彼は病気に倒れたあと、妻と別れていた。

 ラストは多少出来すぎかと思えるほど、不幸と幸福、運命のオンパレードが待ち受けている。しかし彼女は、ようやく自分に素直な選択をしたため、苦労や悲しみはあるにしても充実した人生をおくるだろうなと感じるラストであった。

 白石さんは、強がってばかりいられないエリートの人生を描くのが得意なのだろうか?「僕の中の壊れていない部分」もエリートだったし、ほかの本も背表紙を見る限りエリートが主人公だった気がする。
 「婚活」が流行ったり、一生仕事に捧げる女性もいる。中年女性が活気付いていたり、なかなか女性はにぎやかである。ただ、常にどこかによりいい選択肢がないか、見落としてしまったのではないかとそわそわビクビクしてしまっている感じがしないでもない。かといって何もしないと40くらいになってショックを受けたり、「失敗だ!」とならないこともない。あせらないけれど無為に過ごさないというさじ加減は難しい。
2009.02
03
(Tue)

「犬神博士 」 


夢野 久作
Amazonランキング:12776位
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 基本的に、こんなブログを作っておきながら、自分で本を選んでなかなか冒険することがないけれど、今年は、ほかの人の紹介している本も読んでみたいと思っています。今回は、森見登美彦さんが角川文庫「今月の文庫編集長」で紹介していた1冊です。
 
 夢野久作さんは「ドグラ・マグラ」が有名ですが、いつかは・・・と思いつつ、まだ読んでいません。奇異な幻想小説なのだろうと思います。このお話は奇異ではありますが、昭和の貧しい人々の力が溢れたテンポのよい冒険譚でした。

 犬神博士と呼ばれる浮浪者の老人が語りだす、幼いころの驚愕の冒険。
 昭和のはじめの博多。チイと呼ばれるその少年は、大道芸の男女とともに旅をしている。少女の格好で踊り、ときには「風俗壊乱踊り」を踊らされ、今で言う虐待を受け、おなかをすかせていたいた。しかし、反抗心を抱きつつも、彼にとっては二人が親であり、ほかに信じれるものはいないのであった。

 風俗踊りによるわいせつ罪で警察に捕まったチイと男親。踊りを見初められ、警察と芸者によって男親と引き離されようとしたチイは、親と離れたくないと訴える。ひどい親でも慕い続けるその態度に、警察ら大人たちは心を打たれ、はたまた福岡県知事までもが素晴らしい「忠義」を持った少年であると保護を申し出る。
 そこから転がりだす冒険は、博打に敗れて窮地に陥る二親を助ける冒険と、その親と離別し、殺人の疑いをかけられ、気づけば炭坑の利権争いの重要人物としてひっぱりだこになる冒険へとつながっていく。
 
 このチイの設定が面白い。虐待を受けているがまっすぐな心を持つ純粋な子どもでもあり、ならずものの情けない二親から受けた教育のみであるため社会的な常識が欠落している子どもでもある(最初は男と女の区別もついていなかった)。頭がよく、正義感に溢れ曲がったことが嫌いで、自分の利益ばかり考えて動く大人の行動をまっすぐに否定する。
  大人になったチイは「犬神博士」として怪しい人物になっているようである。ぼろぼろのマントの下は全裸で、髪もひげもボウボウの浮浪者である。ただ物知りで占いなどの不思議な力もあるようだ。彼にとっては「普通の人々」の方がよっぽど生きにくい生き方をする変人たちである。チイは幼いながらに社会の通る道を体現しているようでもあり、大人が勝手にそう思っただけでただの子供なのかもしれない。ただの乞食か神童か、判断しがたい。

 福岡県知事のお気に入りになったチイを、炭坑の利権のために知事の派閥と右翼が取り合い、チイはその中を自分の信念に基づいて自由に行動して余計に混乱を招き、大人たちの事態がとんでもないことになっていく様が滑稽です。
 哀れな子どもや、官憲の不正や、社会のねじれを描いたようでもあり、ただ、それを滑稽に描いてあざ笑うかのようなお話のようでもあり、荒削りの博多弁に、差別の根強い昭和初めの貧民や民衆たちの力が溢れた活気のある話でもあります。はじめて読むタイプの話でした。
  
2009.02
01
(Sun)

「ダイイング・アイ」 


東野 圭吾
Amazonランキング:7065位
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 バーテンの雨村は、何者かに頭を殴られてしまう。犯人は、雨村が1年前に起こした交通事故で死亡した女性の夫で、警察が発見したときにはすでに自殺していた。ここで、雨村は交通事故の記憶が飛んでいることに気がつく。裁判のことは覚えていても、事故の瞬間の記憶が曖昧なのだ。恋人や、元雇い主に事故のことを聞いても、誰もが忘れろと諭すばかりで、何か隠された真実があるらしい。
 しかし、事件は単に雨村が事故の記憶をなくしたところに、被害者の遺族が復讐にきたとか、周囲が雨村を落としいれようと何らかの細工をしていたという内容ではなかった。
 客として謎めいた女性が現れる。彼女は、雨村としきりに性的関係を結ぶようになるが、雨村の記憶の靄が一つぬぐわれたとき、彼女が交通事故の被害女性と同じ顔であることが判明するのである。
 冒頭では、女性が交通事故にあい、死に行く瞬間の、思考、身体がつぶされていく様子、そして、最後の視覚情報が克明に描かれており、非常に気味が悪い。のちに、この女性と考えられる女性が現れるという設定になっており、当初予想したよりも複雑な構造になっていることに驚く作品である。

 交通事故や殺人などによる突然の死について、悲しみ、怒り、起こりうる不利益、欺き、後悔云々は、被害者遺族、加害者といった、死んでしまった被害者の外で起こる問題である。この作品は、死んでしまった当人の最期の情念を描こうとしている。少々ホラーテイストになっているのはそのためかもしれない。
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Author:4040
4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
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