☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2006.02
14
(Tue)

「むかしのはなし」 


三浦 しをん / 幻冬舎(2005/02/25)
Amazonランキング:46,918位
Amazonおすすめ度:


<収録作品>
ラブレス
ロケットの思い出
ディスタンス
入江は緑
たどりつくまで

懐かしき川べりの町の物語せよ


 三浦しをんさんの本ははじめて読みました。
表紙がいい感じだったので借りたのですが、それもそのはず。
私の好きな装丁家鈴木誠一デザイン室のものでした。

 この短編集は、日本の昔話にヒントを得て、いま、昔話が生まれるとしたら、こうなるだろうなと考えて作られた作品だそうです。
昔話たちになんとなくヒントを得ているなと感じ取れるものもあれば、どのあたりがそうなのか、あまりよく分からないものもありました。
 全てばらばらの作品かと思えば、最初のほうは、ある男性、後半は、地球があと3ヶ月でなくなるという設定で繋がっていました。
 地球がなくなるというなさそうで誰もが考えたことがある瞬間。そのときの人々の思いや寂しい雰囲気が感じられる本でした。
まだコレしか呼んでいなくて、ほかにどんな作品があるのか知らないのですが、この現実とギリギリのところで離れている感じの文章はいいなと思いました。
<ラブレス…かぐや姫>
 祖父や父親と同じように、27歳で死ぬという呪縛にとりつかれた27歳の男の話。なぜか今、港でやくざに追われ殺されようとしている。彼はホストだった。そこでつかんでしまった呪縛の糸。文中語られない「誰か」へ残す、最後のメッセージ。
 かぐや姫との連関が難しかったです。ある一定の年月で離れなければいけないという状況でしょうか。

<ロケットの思い出…花咲か爺>
 男の独白。飼い犬ロケットの散歩で得た、人の家をみる能力。男はあき巣だった。同級生の家に盗みに入ってしまい、男の願いを聞いてしまい、そしてココにいる。

<ディスタンス…天女の羽衣>
 13歳年上の叔父を愛する少女の話。両親にばれ、引き離され、友達はそんなのやめろという。彼女たちの愛は本当だったはずのに、気づけば彼は自分から離れていく。そんなの信じたくないという少女の思い。
 
<入江は緑…浦島太郎>
 ある美しい島の漁師の若者。そこへ幼いころから遊んでいた兄貴分修ちゃんが帰ってきた。彼は都会から島には似合わない綺麗な女性カメちゃんを連れて帰ってきた。
 木星から20年かけて宇宙飛行士が帰ってきたその直後、地球に3ヵ月後隕石が衝突し、消滅することが知らされる。脱出できるのはたったの一千万人。政治家と科学者とその伴侶、あとは一般公募の抽選の当選者だけである。科学者のカメちゃんは修ちゃんをつれて逃げるのであろう。世の中は混乱した。しかし、若者と入り江の美しさはいたって普通である。

ここから、地球があと3ヶ月でなくなるという状況下の話が続きます。

<たどりつくまで…鉢かつぎ>
 タクシー女性運転手は毎日放映される『ロケット搭乗者当選番号発表』には目向けず、普段通りに業務につく。荒れる街、最後の時を過ごそうとする人、当選をうつろに請う人・・・。ある晩乗せた女性は顔の半分を包帯で巻いていた。整形をしたのだという。そしてコートの下は全裸だとも言う。「死ぬのに整形なんて馬鹿げていると思う?―いいえ―」変わった客と話しながらタクシーは進む。次に乗せた男は甘いにおいのする大きな花束を抱えていた。ラスト、運転手は乗務員証に目を落とす。そこに書かれていたのは男性の名前だった。
<花…猿婿入り>
 今度は、先ほどのタクシーに花を抱えて乗り込んできた男と「結婚してしまった」女の話。男はサルのような顔で、とんだ勘違い野郎だった。サルは勝手に女との婚姻届を提出した。サルは花の研究者で、宇宙船に乗ることができた。閉鎖空間で彼の花が一年中香っている。おかげで生き延びることはできたが、この毎日はなんだろう。愛はあるのだろうか。


<懐かしき川べりの町の物語せよ…桃太郎>
 不良少年として恐れられているモモちゃんと、その彼女の宇多さん、友人?の有馬。彼らと交流を持つことになった普通の少年の話。彼らとのスリリングな日々。宇多さんが母親の形見を、組長である父親の愛人の元から盗むという荒業を手伝いもした。そのことで手にすることになった「ロケット搭乗チケット」と大きな決断。
 ロケットに乗った少年の胸から消えることのないひっかかりと、風変わりな仲間との日々。
 ⇒一番長くて、おもしろくて、切ない話でした。自分が生き延びるか、チケットを本来手にするべきだったであろう人に返すのか・・・。
どちらにしても、すごく怖い。
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