☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2006.02
16
(Thu)

「人形式モナリザ」 


森 博嗣 / 講談社(1999/09)
Amazonランキング:77,229位
Amazonおすすめ度:


Vシリーズ2作目。
 
 小鳥遊練無がバイトしているペンションに避暑にきた、香具山紫子、瀬在丸紅子、保呂草潤平。そこにある施設博物館「人形の館」では、「乙女文楽」という女性による人形劇が上演されている。しかし、そこで演者が何者かによって殺害された。彼女は、劇の上演中、客や他の演者がいる中で殺されていた。一体どうやって、なぜ殺されたのか。
 2年前に殺された被害一族の青年。
 盗まれた「モナリザ」をイメージした絵。
 老女に元愛人が残したおびただしい数「モナリザ」の人形の謎。
以前の殺人事件や、作品にまつわる謎は今回の事件と関係があるのか・・・。

 事件自体は、そんなに難しいトリックがあるわけではありません。
はじめのほうの文章からも、誰が犯人かはなんとなく察することができます。何を持って犯人は犯行を犯したのか。その犯行の意味は何か。そのあたりの解釈が難しいです。特に最後の最後の一行で、何かがわかったようで、逆に分からなくなったような状態に陥ります。

 おもしろいのは、やはりサイドストーリーのほうでしょうか。
この話だけではなく、これから先ずっと続いていくような伏線がたくさん仕掛けられています。
 紅子、林、そして林の恋人・祖父江の関係。保呂草。
まだ、2作目なので、彼らがどんなかんじのキャラクターかなかなかつかめないのでこれからが楽しみです。
注;か・な・り・ネタばれです。

 この作品は、最後の一行で、なにがなんだかわからなくなってしまいました。一族の者が信じていた悪魔や神といったオカルト。そういうものから家族を救おうということで彼女の殺人事件は行われた。それは彼女の中の法則であり、外から見れば意味の分からない異常なこと。
 でも最後の一行で、それすらも解釈しづらくなりました。
 
 最初の場面。後で分かることだが、遊園地のロバの国に薬か何か特殊な状態で連れてこられた。そこで麻里亜は恐怖を植え付けられる。背の高いロバの人形=悪魔。ナイフを持った白い手=神。殺された亮と倒れた麻里亜が発見されたのは庭。彼女は神が亮を殺したのだと言う。
 麻里亜が悪魔というものが巣くっているという恐怖の念を持ち、亮を自らの手で殺害し、それは神がやったんだと思い込んでいるという感じかなと思ったのですが・・・。
 最後の一行。ロバをみて「お義母さま」といった麻里亜。
ロバは悪魔だったはず。それが義母であるとは一体どういうこと?
人形のような麻里亜を操っている存在が義母?操っているとしたら義母の目的は?ロバの国に連れて行って恐怖を植え付けたのは誰?亮を殺した「白い神の手」は麻里亜?それとも義母?
 明確な解釈がない。これも森作品ではよくあることですね。見事に迷宮に入ってしまいました。

 「人形」についての書き方もおもしろかったです。
往々にして、何気なく使ったり、見たりしている対象・現象が切り抜かれ、そこに人間がどんな意味を込めているのか。それについて書かれていることが森作品にはよくあります。
 能楽や人形浄瑠璃など、人が舞えばよいところを、なぜ人形が舞うのか。面をつけ、表情を消し去り、固定する必要があるのか。 
「人は、生きている他人を見て「生」を感じる機会は少ない。それなのに、人形にそれを見る。」

 登場人物たちの関係も気になりますね。
 離婚した林と紅子。
 「表向き」は林の祖父江との浮気が理由となっている。
じゃぁ本当の理由は一体何?いまもつかずはなれずなのはなぜ?
 紅子には息子(へっくん)がいる。
 祖父江には娘がいる。(まぁこれが犀川創平と儀同勢津子なのでしょうけれど
 紅子と祖父江の対決?はぴりぴりしていました。
 林と息子なら、息子を殺してでも林を取ると言った紅子。恐ろしい、彼女の一面ですね。そこまでなのに、なぜ離婚することになったのか・・・。気になります。

 あとは、保呂草さんですね。
前作に続き、紅子に呼び出されたとき「またぁ!!!??」と思いました。
なんと彼は怪盗さんだったんですね。
しかも林がずっと追っている・・・。
捕まらないところを見ると、これからも登場するんですね。
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