「だれかのことを強く思ってみたかった」
角田 光代, 佐内 正史 / 集英社(2005/11/18)
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この本は、めずらしく中身も見ず、後ろの解説も見ず、角田光代の本であること、表紙の写真の雰囲気、帯に書かれた「OFFタイムに読みたい本」を見て買いました。
中を見てみると、短編とそれにあう写真が添えられた本でした。
それにすら気づかずに買っていました・・・。
写真の舞台は「東京」でした。佐内正史というカメラマンの写真でした。
1年をかけて、角田光代と、佐内正史が東京を巡った結果にできあがった作品でした。
東京出身でも、在住でもないので、たいした感慨が東京にはないのです。むしろ、めざましてれびなどで当たり前のように流れる東京の情報を見て、反発を覚えてしまうくらいですが・・・。
だから写真を見て「東京」を感じ取ることは難しかった。全体的にすこし、寂しい感じのする写真でした。
短編はほとんど3〜4ページ程度。間に関連した写真が入ります。写真は最後あたり以外は白黒でした。
主人公になっているのは若い女性。なんでもない思考と場面なので読んだらすぐに忘れてしまう。この作品がよかった、というのもない。
幸せな気分になるないようでも、癒しの内容でもない。むしろぼんやりとしていたり、ドライであったりしてすぐに結論も泣く終わってしまう内容。
では、おもしろくないのか?と問われると、おもしろくないわけではない。
角田さんの書く文章は感想が付けづらい。けっして嫌いな雰囲気ではない。
帯に書いてあることではないけれど、寝る前に、すこしだけ読む量にはちょうどいいかもしれません。
ファインダー
まわる季節
プラットホーム
世界の終わり
夜景
父と歩いた日
おだやかな楽園
押し入れ
レッスン
上等なカーテン
スカイマンション403
光の柱に
ジュテーム
金色の道
見なかった記憶
東京
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