「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
村上 春樹 / 新潮社
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。
長い題名で意味がわからないなぁと思いつつ買ってみました。
村上春樹さんの作品で読んだものは、これでまだ3作目です。
何かが面白いのだけれど、何処が面白いのか、非常に説明しづらいのが村上さんの作品のイメージです。
きっと、専門家や、文学系の大学生が論文のテーマや批評の的にしてしまうのでしょうけれど、そういう難しいことはわかりません!
そこまで考えるには知識もなければ、時間もありませんねぇ。
この作品は、「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の2つの話の舞台が平行して語られます。
■□「世界の終わり」
「世界の終わり」という謎の世界に入ってしまった僕。
高い壁に囲まれ、外に出られるのは一角獣のみ。閉塞感がいっそう強まる長い冬。そこでは、人間と影は引き離され、人間は心をなくし、影は死に絶える。
僕は一角獣の頭骨から夢を読むという夢読みの仕事をしながら、影を救い、この世界を脱出できないか画策する。
■□「ハードボイルド・ワンダーランド」
私は「計算士」というデータを他者に読み取られないように変換する仕事をしている。その複雑な意識の回路を脳に埋め込んだ老科学者との出会いで、いろいろな立場の者に追われる羽目になる。自分にうめこまれた意識の回路について調べ、解明していく。
まったく接点のない二つの話。
いつかはクロスするんだろうという期待を持って読むのですが、
上巻でクロスしたのは「一角獣」くらいでしたか。
(非現実的な部分もあるが)現実の世界と、幻想的な世界が何処でつながってくるんだろうと、ずっと手探り状態で読んでいきました。
奇妙で淡々としている世界に惹かれる、先が気になる。
それが面白いところなのかも知れませんね。
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