「新約聖書を知っていますか」
東京の出張に行ったときにoazoで買いました。せっかく東京に行ったので、なにか珍しいものを買えばよいものを。(東京に若干勘違いをいだいています。)昔から図書館や本屋で幾度も見かけていたこの本を手にとってしまったのは、BRUTUSで中途半端にキリスト教のストーリーを知ってしまったからです。
絵と絵をつなげて時代を追い、短い説明がなされていたBRUTUSの記事。不可解な現象の多いキリスト教の話は、コレでは理解出来ない!
この「新約聖書を知っていますか?」は、キリスト教についての知識が浅いビギナーで、キリスト教徒ではない人にはお勧めの1冊です。
エッセー体のおもしろい文章で、聖書という謎の1冊のあらすじと、筆者の思う、キリストとは何だったのか、どんな「人間」だったのかが書かれています。ちょっと茶化した表現が入ったり、人間から神という存在として自信を抱いていくというキリストへの人物評などは、キリスト教の熱心な信者の方には冒涜なのかもしれませんが、軽い仏教徒の私にはおもしろく読むことができました。
大まかだったキリストの一生に、有名なエピソードと使徒たちの知識が加わり、キリストとキリスト教の発端の話を少し深く知ることができました。とても分かりやすかったです。
何人も同じ名前のいるペテロさんやヨハネさん、マリアさんの区別がついたのもよかったです(笑)
ちなみに、「旧約聖書を知っていますか?」や「ギリシア神話を知っていますか?」という本も書かれています。 聖書は、キリストの死後、何人もの聖職者らがキリストや使徒の言行録を綴ったものを一冊にまとめていったもの。キリストが書いたというわけでも、本当の真実が書かれているわけではありません(当たり前だってね)。聖書が一時期手元にありましたが、最初の数ページで挫折。全く意味が分からない。欧米の人々は本当にこの本を読んでいるのかな?読んで内容が分かっているとしたらすごい。日本人のほとんどが「お経」に書かれた意味を知らないばかりでなく、読めないだろうね。
聖書は2000年もの間多くの人に読み継がれている一冊の本。ものすごい存在なのですね。現在人の科学というものさしから見ると、キリストのエピソードは「ありえない」ことですが、長い間人の心を魅了して支え続けてきたキリスト教というストーリーは真実か嘘かなどという尺度で測れない重みがあるなぁと思います。
「信じる」とは何なんでしょう?
それぞれの神様に祈りながらも、神などいないのだとどこかで思っている。不思議なものです。
キリスト教も仏教もイスラム教も、それぞれにたくさんの伝統や歴史があって、すばらしい精神が生きている。
宗教で戦争なんてあまりにも悲しすぎる。イスラムの一部の勢力のように他の宗教を排除しようとする精神を信じることに、理解を示せない。それぞれが信じたいものを信じればいいではないか・・・。
でもそれは綺麗ごと。逆に私たちも新興の宗教で新しい価値観を信じる人たちを敬遠してしまう。
新しい神や価値観を生み出し、人々に信じさせるのは至難の業。何千もの間、信仰の深さや仕方に違いはあれど、ずっと信じられ続けてきたという現在の大きな宗教はすごい存在なのですね。
コメント
ほんとうに
面白そうな一冊
中学の時だったか「人類史上最大のベストセラー」というキャッチコピーに魅かれて新約聖書を読みました。真面目な聖書(笑)。まんまは浄土真宗ですが、母が元クリスチャンだったそうです(でも戦前、幼児です)。
丁度「死」や「宗教」に関心を持っていた時なので夢中で読みました。もっとも意味は分かっていなかったと思います。この本がそのとき身近にあれば良かったのに…と心底思いました。
丁度「死」や「宗教」に関心を持っていた時なので夢中で読みました。もっとも意味は分かっていなかったと思います。この本がそのとき身近にあれば良かったのに…と心底思いました。
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その聖書のキャッチコピーは素敵ですね(笑)
欧州の方々は、親や牧師さんから噛み砕いた
話を聞かせてもらったりしているんでしょうかね。
聖書に書かれている「ストーリー」が面白くわかるのでお勧めです。
捉え方になると、ちょっと違うかもしれないです。