☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2007.07
03
(Tue)

伊坂 幸太郎 / 東京創元社(2003/11/20)
Amazonランキング:43553位
Amazonおすすめ度:



 話は、椎名が、モデルガンを抱え、ボブディランの歌を口ずさみながら書店の裏口のドアを蹴っているところから始まります。
 彼は書店を襲う片棒を担がされているのです。
 大学進学で引っ越してきた椎名がはじめて出会ったのは、隣室の「河崎」という青年でした。彼は長身で格好がよいが、どこか悪魔めいた危険な匂いを出している男でした。河崎は初対面の椎名をいきなり「書店を襲わないか?」と誘います。なぜか「広辞苑」を盗み出し、同じアパートのブータン人に贈りたいのだといいます。椎名はあれよという間に、書店を襲うこととなってしまいました。結局河崎が盗んできたものは「広辞林」でした…。
 (ちなみに椎名は「陽気なギャング~」の響野祥子の甥です)

 ここだけ読んでしまうと、はて?という内容ですが、物語にはもうひとつの側面があります。それは「2年前」、琴美という女性の視点で語られていきます。

 琴美は「河崎」の元彼女で、河崎を憎んでいるペット店店員です。ブータン人で片言の日本語しか話せないドルジとすごしています。河崎は世界中の女性と関係を持つことを使命として生きているような男で、琴美はとげとげしく当たるのですが、河崎がドルジに日本語を教えようと何かと絡んできます。夜の立ち入り禁止の敷地で、琴美とドルジは、巷を騒がせる「ペット殺し」の犯人と思われる若者3人組に遭遇してしまいます。彼らはペットや野良を捕まえては惨殺している彼らは、動物から人間へ標的を変え、琴美をその標的に選びます。琴美はペット殺し達に強烈な怒りを抱え、その影を気にしながら生活していくことに。

 河崎が書店を襲い、広辞苑(広辞林)を奪った裏には、椎名には見えない、2年前の3人のストーリーがあります。もちろん広辞苑を奪ったのはカモフラージュなのです。一体何があったのか、椎名は河崎の行動や、ペットショップ店長の麗子と出会うことで知ることになります。

 真相が分かったときは本当にびっくりしました。
椎名と琴美が河崎という男性についてそれぞれ語っていると思っていたのにっ…!!またヤラレタ!という感じです。

琴美が辿ることになる悲劇。
河崎の病気。
そしてドルジの決意。

 琴美がいなくなって失意のどん底にいるドルジを河崎が元気付けようとしているというストーリーではなかったのです。
 この作品は映画化されますが、この小説の謎は視覚情報が読者にはないから成り立つもの。もちろん「教科書失踪の謎」で気づけといわれたら気づけるのかもしれませんが。一体どんなストーリーで編成されたのかとても気になります。河崎は瑛太が演じるようですが、一体どうなるんだろう??(ついでに瑛太が気になってきた(笑)。自分の好きな小説のキャラクターを演じる俳優さんに興味を持ってしまいます。堤真一とか大沢たかおとかもそう。)

 伊坂幸太郎さんの、時系列や人物を並行して書いていく手法は本当にすごいと思います。真相が分かったときに本当にはぁ~と驚嘆してしまいます。難解なトリックも大切だけど、いかに読者を騙せるかという点で伊坂さんはすごい。地の文で彼はAであると書いておいて、いきなり最後に実は彼はAではないなんてかけないけれど、別の時系列で一定の人物の視点で書いてしまう分には嘘にはならない。ころっと思い込ませてしまう技が本当にすごい。)すごいすごいとしか言えない)

 そして、出てくる人がかっこいい(きっぱり)。河崎もドルジもかっこよかった。
 本当におもしろかったので此処まで読んでくれた親切な方にはぜひ読んでいただきたいです。

♪BGM From a smalltown ♪ GRAPEVINE
 
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コメント

そうです 

>ロミ様
はじめまして。
そう、これは読まなきゃぁ損ですよ。
次は何を読もうか模索中です。

 

この本は読まないと損した気分になりますね。。

 

すごーくおもしろい、と私は思います♪
話の空気がクールで若いです。

 

気になります><
一部分だけいつぞや読んだ覚えがありますが、全部読んでみようと思いました。

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