☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2007.08
13
(Mon)

「大盗禅師」 


司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2003/02)
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 徳川幕府は3代目・家光の時代。浪人の浦安仙八が大盗禅師という謎の僧と出会い、徳川幕府転覆を画策する一味に入り暗躍していく。謀反をめぐった幻想的な話です。

 司馬遼太郎さんの作品をはじめて読みました。司馬遼太郎の全集に収録されることのなかった作品とのことで、あまりメジャーな作品ではないようです。もしかしたらビギナーが読むような話ではなかったのかもしれません。でも、幻想的でおもしろい作品でした。初期の徳川幕府についてかかれたものを読むのがはじめてだったので、その辺の歴史背景もおもしろく読めました。
 司馬さんの作品はたくさんあるのでどれから読んだらいいのでしょうか?

 大坂住吉の貧しい漁村で、自己流の兵法を磨いていた浦安仙八は、これから漁師となるか、将来のない浪人となるか決断を迫られる中、大盗禅師という謎の僧に出会います。急に現れ何やら摩訶不思議な術を使う禅師に導かれ、仙八は徳川幕府を転覆させるための結社に身を置くことになります。
 
 その後、軍学者の由比正雪の配下に入り、江戸へ上ります。そこで、浪人や大名の間でしだいに正雪が力を持っていく手助けをします。しかし、ある日、再び禅師に長崎は五島へ向かうように指示されます。
 五島で中国人の蘇一官と出会います。五島は密かに外国とつながりがある藩。蘇は一度仙八に怪しい術を見せた、男性なのか女性なのか惑わされる不思議な人物。蘇は仙八に、将軍となり、清に奪われつつある中国に明を復興させようと戦う、鄭成功の力になるように要請します。 
 中国で、清と戦う鄭成功と出会い、彼の軍で「仙将軍」と呼ばれ兵を率いるようになります。
 その後、日本の禅師の配下の兵に応援要請をするため帰国する仙八ですが、そこで見たものは、強大な力を持った正雪の軍団と、方針の食い違いで孤立した大盗禅師でした。
 明帝国を復興させ、同時に徳川幕府を倒す。壮大な謀反の夢物語です。

 大坂の田舎から何も世間を知らないまま、大盗禅師、由比正雪に魅了され、中国大陸に出てからは、蘇一官や鄭成功に心酔する。自分の考えというものを持たず、すぐに染められ、人生があらぬ方向にどんどん流されていく過程とそこで起こることがとてもおもしろい。
 術を使い、強大な力を持っているように見えて、夢にすがり付いている弱い人間かもしれないという禅師や、虚勢を張って周りを取り込んでいく正雪、聡明で謎が多く魅惑的な蘇一官、言わずと知れた鄭成功などの人物もとても興味深いです。

 実際は、3代目で徳川幕府が倒されることも、鄭成功が勝ち、明が復興されることはありません。それぞれの謀反の結果がどうなったかは書かれておらず、最後、謀反に魅惑された仙八と禅師の行く末が気になりました。
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