「ペローの昔ばなし」
シャルル・ペロー, ギュスターヴ・ドレ, 今野 一雄 / 白水社(2007/07)
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先日恵文社に行ってきました。そこには、海外文学や澁澤龍彦など幻想文学というのでしょうか…そういう魅惑的な本が並ぶエリアがあります。そこで見つけたのがこの本「ペローの昔ばなし」。
シャルル・ペローはヨーロッパの民間伝承をまとめた作品を作った人で、収録作品を見ていただくと分かるように、「グリム童話」と共通した話がいくつもあるります。「赤頭巾」「シンデレラ」などは、グリム兄弟が作ったと思いがちですが、日本のむかしばなしと同様、民間伝承をまとめたものだったようです。
ペローはグリムよりも先にこれらの作品を集めました。訳のせいもあると思いますが、なかなか趣深い文章で、よく知っているグリム童話の話よりあっさりしている感じがします。
小学生のころ「世界の文学」なる、とても分厚い本のひとつにペロー童話が載っていて、大好きだった覚えがあります。もらい物の本で汚いため捨てられてしまいましたが、確か岩波だったので、もしかすると岩波文庫のペロー童話と同じものかもしれません。私が当時読んだシンデレラは「灰かぶり」で、今回のものやグリムよりもっと長くておもしろかった覚えがあります。
この本のもうひとつの特徴は、ギュスターヴ・ドレの挿絵がついていること。細かくて迫力のある線描が、また古めかしく、厳かな雰囲気をかもし出しています。
それにしても、非常に懐かしい話ばかりです。海外の民俗伝承の文学の世界観が大好きです。小さな男の列伝や、大男、人食い人間、魔女、お姫様。貧しく、「きりょうよし」の人間が報われるというストーリー。ちいさいけれど読んでいたら和みます。あの分厚い文学集はないけれど、北欧神話とかどこかに打っているかもしれないので探してみたいものです。
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