「ぼっけえ、きょうてえ」
岩井 志麻子 / 角川書店(2002/07)
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「ぼっけえ、きょうてえ」とは、岡山弁で「とても怖い」という意味。
なんだか怖い響きがある言葉ですね。タイトルだけでも。
佐賀弁でゆっちゃったら「がばい、えすか」になって、全く怖くないですからね。(もしくは「どがんでん、えすか」・・・。)
「ぼっけえ、きょうてえ」にしても、収録されてるほかの4話にしても、
なんだか気味悪い、血なまぐさい怖さがありました。
多分この作品に、ぞくっとする怖さ、恐怖は求めてはいけません。そういう怖さは全くないです。
何かすごいクライマックスとかはないですし。
ただ「気持ち悪い」。「キモイ」くらいの表現じゃ足りませんよ。
恐ろしいのは人間。
登場人物の恐れるモノは自分が作り出した陰。
時代背景・設定が生々しいものです。
明治時代の岡山。北部の飢饉が続く農村、魚が取れない貧しい漁村、厳しい労働、村八分、遊女、コレラ、間引き、近親相姦・・・。
これが実際あってたんだろうから、そういう場面だけでも、あぁこういう境遇怖いなと思います。
そこで、なにかに恐怖を抱いたり、憎んだりする感情が描かれてるのかなぁと思います。
よくわかんないですけどね。
全部岡山弁というところも、なんか雰囲気でてました。
岡山の友だちは、すごくを「でーれー」といっていますが、「ぼっけえ」は使わないのかな?
全体的にじっとりしてて、おもしろかったです。
(批判とかできないし、手に取った本はだいたいおもしろくかんじちゃうんですねぇ)
岩井志麻子さんは、よくテレビでお見かけしますが、すごい人ですよね。
ベトナムで、安住アナ1人残して現地の彼氏とホテルの部屋に消えているなんてこともありましたし。
てっきり、恋愛、しかもどっどろのとか、官能小説を書いている人なんだと思っていました。
これ、図書館で目に留まったから借りたのですが、またミステリーかよぅ!
怪談も人間について深く書かれてるんだなぁとか思ってはいるものの、いい加減さわやか路線に・・・。
そして勉強しろ〜!
♪BGM♪ the band apart night light
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