『慟哭』
題は『慟哭』
書き振りは《練達》
読み終えてみれば《仰天》 ――― 北村薫
こう書かれた帯に惹かれました。
たった3行でココまでひきつけるキャッチコピーすごい!と思いながら手に取りました。
慟哭って、悲痛とか、号泣とか、そういう涙や悲しみよりも、もっともっと深くて、魂から悲しむような感じがします。
この本も、そういう感動するような話なのかと思いました。
しかしこれはミステリー小説でした。
幼児殺害事件と警察、新興宗教が絡まりながら、1人の男性の悲しい顛末が書かれていました。
話のすすみ方が変わっていて面白かったです(書いたら、読んだとき面白くないので書きませんが)
宗教は今も色々言われ続けています。
「一般的な」人から見れば、何でそんなものにすがるのか、奇妙にしか見えません・・。
宗教に入っている人にとっては、ナニを信じているか、よりも、自分が「信じていること」が重要、なのかなと思います。
それが、社会とか、ほかの世間の人々とか、そういう枠の外にあると、私たちの目には奇妙に見えるわけで・・。
枠から外れたとしても、法律、とくに犯罪、殺人などに外れていくことだけは、あってはいけませんけどね。(ナントカ教会のパウロさんとかね)
とてもしっかりした現代を感じさせるミステリー小説でした。
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