☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
  • 09 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 11
--.--
--
(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2005.02
10
(Thu)

「うつくしい子ども」 


石田 衣良 / 文芸春秋(2001/12)
Amazonランキング:15,692位
Amazonおすすめ度:


石田衣良の「うつくしい子ども」を読んだ。
前から石田衣良の作品を読みたかったんだけど、機会を逃してた。
友達が持ってたので速攻かりた。

13歳の弟は猟奇殺人犯!?
14歳の兄の孤独な闘いがはじまった
と、帯に最初から書かれている。普通のミステリーじゃありえない。
犯人が誰かを最初から頭に入れながら読み進めていくのだ。
事件の内容は「酒鬼薔薇聖斗」事件を髣髴させるものだ。
兄の視点と、新聞記者の視点で話は進んでいく。

弟が逮捕され、一家の生活は悲惨なものになる。
兄は、弟が何故、そんな事件を起こしたのかを知るために、心を開ける友人たちとそれを調べ始める。
それは、罪を軽くしたりするためではなく、弟のことを理解する人も必要だと考えたからだ。
メディアは、こぞって事件の猟奇的な面を取り上げる。地元の住民も、目を伏せるか弾圧する。犯人家族のプライバシーなどない。罪を犯したのだから仕方がないかもしれない。しかし、それを犯したのは彼らではないのだ。
加害者側の苦悩なんて考えたこともなかった。

最後は、ミステリーらしく、サイドストーリーで、弟が犯行にいたった重要人物が明かされ、衝撃的な最後がある。面白かった。
まぁ、被害者の家族に、犯人の家族がカナリ早い段階で謝罪をしたり、最後、人が死んだのに淡々としている中学生とかは、ちょっとありえないけど。


この本を読む、たまたま前の日、私は、本当の酒鬼薔薇事件の被害者家族の、その後のドキュメンタリー番組を見た。
「少年A」が社会に復帰した。それをうけた、被害者側の家族の葛藤が描かれていた。
家族は殺されたのに、加害者はのうのうと生きている。この歯がゆさは本当に当事者でしかわからない。
日本の法律は容疑者の保護はしてくれる。壊れ物を扱うような施設で、更正を目指して支援をする。

しかし、今まで被害者側にはなにも保証はなかった。(最近ようやくできた)
殺された少年の兄は、学校にも行けなくなった。いつも事件のことを思い出す。事件当時は、カメラに追いかけられる苦痛もあった。
加害者はまっとうな人生を支援されていても、被害者の家族のことまでは、政府は見てくれないのだ。
いくらまっとうな人間になって「少年A」が社会に戻ってきても、被害者の命や、被害者側の平穏な生活は戻らない。

ショックだったのは、被害者家族の方々が、自分たちのことを責めているということ。
もしあの時、ああしていれば・・・という思いをずっと引きずっているのだ。

いま、あたりまえのように犯罪がおきているけれど、こういう思いをしている人がたくさんいると思うと、心が苦しくなる

この本と、ドキュメンタリー番組で、
いつも見ていなかった面をかんじることができました。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://chaserainbows.blog29.fc2.com/tb.php/28-8c865094

 | ホーム | 
ブグログ
プロフィール

4040

Author:4040
4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
私も読んだぞという方は、これもいいぞという方は是非教えてください♪

最近の記事
カテゴリー
オススメ☆

Wishリスト
最近のコメント
最近のトラックバック
おすすめ

ブログリスト

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧
フリーエリア
ブログ内検索
リンク
新しい本を探しにでかけよう♪

ほんぶろへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 ポータルブログへ
ブログ王へ
amazonさんより

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。