「間宮兄弟」
江國香織の「間宮兄弟」を買いました。
珍しくハードカバーで。高いからいつも文庫本になるのを待っているのですが、 如何せん、江國さんは最近たくさん本をお出しになる。
「おもいわずらうことなく愉しく生きよ」「雨はコーラが飲めない」「赤い長靴」「スイートリトルライズ」・・・。
「東京タワー」も出た頃から、文庫版になるのを待ち続けていたら、映画になってしまった。
読みたいのに読めないというのは痛い!
ということで、何を買うか吟味した結果「間宮兄弟」を買うことに。
理由は、その設定と、「小学館」だから。来週提出のESの読んだ本欄にかくぞ!ということで・・。
いつもの江國さんの本には出てこない人が主人公のこの話。
「そもそも範疇外、ありえない」男達の恋愛小説だ。
30代で、独身。ずっと兄弟仲良く暮らしている。細くて、7・3分けの兄。小太りで人付き合いが苦手な弟。恋人がいたことはない。
失恋をしたら、兄は酒を飲み、弟は新幹線を見に行く。
そんな彼らが、大学生の姉妹や小学校の先生、同僚の妻などと関わる中で、恋をして・・・・。その恋の結果は言いませんが。
決して、かっこよくないし、地味で、不器用。でも、他人を穏やかにさせてくれるなにかがこの兄弟にはある。
鉄道模型に2千ピースのジグソーパズル。野球のスコア表にたくさんの本。懐かしいボードゲーム(人生ゲームやダイヤモンドゲーム)、たくさんのプラモデル。
毎年、写真館で写真を撮り、母親に送るのが恒例だ。
たくさんのディティールが、彼らの素朴さというか、こんな人「いそう」というかんじを出している。
悲しい思いも、つらい思いも、うれしくて舞い上がってしまうこともある。ちょっと悲しいけど、暖かい話だ。カッコイイ、美男美女のハッピーエンド、病気を乗り越えて・・・だけが"純愛"ではない。とても「愛」を感じる話だ。
♪BGM♪ nil garden
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://chaserainbows.blog29.fc2.com/tb.php/30-6d4a336f



【ほんぶろ】〜本ブログのリンク集


