☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2009.02
07
(Sat)

私という運命について 


白石 一文
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 生きていくのはたくさんの選択の連続。自分で選び取るもの、周りによって決まっていくもの。特に生まれること自体もそうで、幼いころは自分で選べないことのほうが多いけれど、成長するにつれて、自分で選び取ることもできる。運命とはどこか仰々しい響きがする。起こった後に運命だと感じた途端に、その人の中で事象が運命に変わるような気がする。それは、自分が選択した場面、選択させられた、決まってしまったその瞬間、出会った瞬間のこと、感覚が、パッと鮮やかに蘇る少し不思議な感覚。その時はなんでもなかった場面が後々になってありありと思い出されて重要な意味を持ち出したり、さまざまな出来事がつながって今になったと実感できたとき。そのとき感じる不思議な感覚が「運命を感じる」につながっている気がする。

 この話は一人の女性の10年を描いた長編小説で、主人公の亜紀が出会う選択の場面と、運命を感じるような出来事について描かれている。29歳の亜紀は男女雇用機会均等法が施行されたころに、メーカーの総合職として働いているキャリアウーマンの走りだ。序盤は、彼女は女性の人生の選択と言われるものを悉く「先延ばし」にしてしまう。それは結婚を選ばない選択ではなく、まさに「先延ばし」「逃げ」てしまった状態だった。 29歳のときは、求婚を断った男性が後輩と結婚してしまう。 32歳のときは、余儀なくされた転勤先でできた恋人ともとあるきっかけで別れることになる。
 そんな彼女に人生を考えさせるのが、元恋人の母親からの手紙であり、若くして命を落とした弟の嫁であり、自分たちの運命を決めつけて不安定に生きる若い友人カップルである。あの時結婚を選んでいたら・・・という悔恨や、自分が持ち得なかった他人の生きる信念に彼女は圧倒される。
 37歳になった亜紀は、思いがけず元恋人に再会する。彼は病気に倒れたあと、妻と別れていた。

 ラストは多少出来すぎかと思えるほど、不幸と幸福、運命のオンパレードが待ち受けている。しかし彼女は、ようやく自分に素直な選択をしたため、苦労や悲しみはあるにしても充実した人生をおくるだろうなと感じるラストであった。

 白石さんは、強がってばかりいられないエリートの人生を描くのが得意なのだろうか?「僕の中の壊れていない部分」もエリートだったし、ほかの本も背表紙を見る限りエリートが主人公だった気がする。
 「婚活」が流行ったり、一生仕事に捧げる女性もいる。中年女性が活気付いていたり、なかなか女性はにぎやかである。ただ、常にどこかによりいい選択肢がないか、見落としてしまったのではないかとそわそわビクビクしてしまっている感じがしないでもない。かといって何もしないと40くらいになってショックを受けたり、「失敗だ!」とならないこともない。あせらないけれど無為に過ごさないというさじ加減は難しい。
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