☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
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2009.07
10
(Fri)

「誰よりも美しい妻」 


井上 荒野
Amazonランキング:70416位
Amazonおすすめ度:



 井上荒野さんの話を始めて読みました。「いのうえあれの」さんなんですね。「あらの」さんと呼んでいました。、『切羽へ』で第139回直木賞受賞をされていて、女性誌に載っていた「ベーコン」の表紙がなぜだか好きで、ずっと読んでみたいなと思っていました。

 読んでみて、江國香織さんの本を思い出しました。江國さんの作品を真似ているとかいうのではなく、主人公の女性が、江國さんの作品にたまに現れる女性たちと似ている気がしました。
 夫を深く愛しており、美しく、どこか優雅な雰囲気を醸し出す、彼女たちの小説に出てくる妻たち。愛し方があやうく、持っている感覚が現実にいる普通の女性とはまったく違う、どこか理解できない雰囲気を持っている。
 「美しい妻」の主人公の園子は、ヴァイオリニストの安海惣介の妻で、12歳の息子・深がいる。惣介はもとの妻と別れて園子と結婚した。しかし、園子にべた惚れにもかかわらず、浮気を・・・たとえば生徒の女子大生とか・・・・重ねるのである。園子はそのことに確固たる直感で気がついている。惣介はちっとも隠すことができないのだ。目の前で夫が恋をしている姿を見つけてしまうにも関わらず、園子は浮気にあせったり、問い詰めたり、憎んだりしていない。あろうことか、知らぬふりを押し通すのだ。

 そんな両親の様子に気がついている息子は、園子のことを「怠惰だ」という。夫の浮気・・・それも長期間にわたり、他の女と姿を消してしまう・・・に対して、何もアクションを起こさない園子は、誰が見ても怠惰だと感じるでしょう。かといって、浮気されることは、もう諦めていて、実利(お金とか)を得るためだけに一緒にいるというわけでもない。痛いほどに惣介を愛しているのには間違いないのです。
 こういう女性はどうなのでしょう?何も気づいていないと鷹をくくっている男性にとっては「怖い」存在なのでしょうか。園子は幸せなのでしょうか。不幸せなのでしょうか。
 こんなに穏やかに書かれてしまっては、実際にこういう女性がいたら、自分がこの立場だったらどう思うかが分からないですね。少なくとも理解はできないなと思います。
 
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