☆4040の本棚☆ 文庫とミステリに偏っている私的な読んだ本のおぼえ書きです。
  • 04 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 06
--.--
--
(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006.02
10
(Fri)

「模倣犯 」 


宮部 みゆき / 小学館(2001/03)
Amazonランキング:23,953位
Amazonおすすめ度:


 とうとう手を出しました。長くて読む気がしなかったのですがようやく。上巻下巻あわせて1400ページくらいですか?2日で読みきりました。自分の暇さ加減に凹むばかりです。
 文庫版では5巻。私の中での最長は「蒼穹の昴」だったんですが、越したと思われます。

 簡単なあらすじ(上)
<第1部>
 早朝、公園のゴミ箱で女性の手が発見された。一緒に失踪した女性・古川鞠子の鞄が捨てられていた。手は鞠子のものなのか?
 しかし、テレビ局に一本の電話が入る。
「ハンドバックはあそこに捨てたけど、彼女は別のところに埋めてあるんです。だからあの右腕は彼女のものではないです・・・」
 犯人からの電話。変声機で変えられた声。それが始まりだった。
犯人は、古川の祖父に挑発的な電話をし、弄ぶ。報道関係者に死体を捨てる場所を予告したり、殺した少女を、家族が一番ショックを受ける形で返す・・・。警察や関係者が右往左往するのを楽しむ犯人。
 警察、古川の祖父、第一発見者の少年、女性ルポライターの視点から、女性連続事件が刻々と語られる。
もうすこし具体的に書いていくとー ネタばれしますよ。

<第一部つづき>
第一部は、被害者家族と事件を追う者の視点中心に描かれている。
■有馬義男
 豆腐屋の主人の彼は孫の古川鞠子が殺されたらしいことを知り、ショックを受ける。極度の不安から、娘の鞠子の母親は精神を病み始め、事故にあってそれから目を覚まさない。
 そこへ、犯人からの許しがたい電話が次々にかかってくる。何度も挑発され、屈辱的な言葉を浴びせかけられるが、彼なりに冷静に相手に対峙し、犯人が「二人組」であるということに気づく。
■塚田真一
 17歳の高校生の彼は、朝、犬の散歩中に、偶然居合わせた水野久美と公園で腕を発見する。彼は、両親と妹を強盗に惨殺されていた。それは一人生き残った自分のせいであると責め続けていた。そこへ事件を発見し、そのときの記憶がよみがえってしまう。自分の親を殺した犯人の娘に追い回される日々。彼自身の葛藤と向き合っていくなかで、事件に近づいていく。
■前畑滋子
 フリーライターの彼女は、普段は料理などの女性向けの記事を書いていた。しかし、あるきっかけから、独自に「女性の失踪」について調べていた。やる気をなくしていたそのルポ。その女性のリストに入っていた女性が、なんと古川鞠子だった。滋子はこの事件を自分の視点で追うことを決心。つてをたどり、塚田真一との接触に成功する。追い詰められていた真一を自分の家に住まわせる。
■武上悦郎
 警察のデスクである彼は、この事件の捜査の後方支援を指揮している。以前、関わった事件で塚田真一のことを知っている。メディアに露出し、警察をあざ笑う犯人。いったいどんな奴が犯人なのか。細かい点を見落とさないよう捜査を進めていく。捜査本部の大勢が気づかないような犯人の特徴やイメージを固めていくが・・。

 テレビ番組にでてあざ笑う犯人。
しかし、その数日後。
ある山間部で交通事故が起こる。その車には若い二人二人の男と、トランクに男性の死体が乗っていた。
若い二人の男、「栗原浩美」「高井和明」。彼らは連続女性殺人事件の犯人だった・・・・。


<第2部>
 栗原浩美と高井和明の側にストーリーはうつる。
彼ら二人の過去を追い、事件の真相がここで判明する。
 蕎麦屋の息子だったカズは、幼いころから鈍重で、周囲から頭が悪い、とろい奴だと馬鹿にされてきた。しかし、彼はそれでも心の優しい男で、そばやで必死で働いていた。幼いころから近所に住んでいた栗原浩美は彼の憧れの存在だった。自分にはできないことができ、ないものをもっていた。浩美を尊敬し、親友だと考えていた。ひどい仕打ちをされても、金をせびられても、いつしか力になれるようにと考えていた。
 一方、栗原浩美は誇大自己の塊だった。話を読み進める中でそれは顕著に現れる。自分は常に一番であり、周りのものは劣っている。社会人になってからも、馬鹿馬鹿しくなり、会社をやめ、それからはふらふらしていた。家族は汚らわしく、劣っている存在であり、怖いものではなかった。カズは、常に劣った存在であり、自分の重いどうりになる「駒」だった。
 そんな浩美が慕う人物がいる。「ピース」である。ピースは小学生のときの転校生で、浩美がもっていない能力、人望、経済力をもっていた。憧れであり、彼のいうことは何でも聞いた。彼の友人であることが誇りでもあった。

 浩美は、あるきっかけで二人の女性を殺してしまった。それをピースに相談した。たくさんの女性を殺し、カムフラージュする。それがピースの考えた「舞台」だった。かくして、一連の悲惨な殺人が決行されることになった。
 女性をなぶりものにし、一番精神的に不安をあたえ、苦しませてから殺した。浩美は全ての支配者だった。
 しかし、カズはそれに気がついた。落ち着かないカズに心配する妹の由美子・・・。
 しかし、浩美とピースはカズに罪を擦り付ける計画を思い立つ・・・・。
 

 2部では、事件の真相が明らかになります。事件を起こした二人は、栗原とピースなのです。カズは被害者。しかし、1部の終わり、栗原は死んでいます。一体この間何があったのか。これが気になるひとつの点となります。カズが彼らの手にかかるのは、下巻になります。
 ここでもっとも気になるのは「ピース」の存在。
栗原浩美は気づいていないようですが、犯行の全てを筋書きし、すべてを操っているのはピースなのです。
 そのピースは、他の二人とは違い、ピース自身の本名から家族、心情全てが描かれていません。いったいピースはどんな人物か。クレバーで、とんでもないことをしでかす男なのか、ただの誇大自己をもつ頭のいい男なのか。そして、あの分厚い下巻でいったい何が巻き起こるのか・・・。
 ピースの書き方に期待し、一体どう転がるのかはらはらして終わるのが上巻です。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://chaserainbows.blog29.fc2.com/tb.php/98-ad654d95

 | ホーム | 
ブグログ
プロフィール

4040

Author:4040
4040です*
最近のお気に入りは、梨木香歩さん、森博嗣さん、伊坂幸太朗さんです。
私も読んだぞという方は、これもいいぞという方は是非教えてください♪

最近の記事
カテゴリー
オススメ☆

Wishリスト
最近のコメント
最近のトラックバック
おすすめ

ブログリスト

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧
フリーエリア
ブログ内検索
リンク
新しい本を探しにでかけよう♪

ほんぶろへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 ポータルブログへ
ブログ王へ
amazonさんより

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。